投資銀行業界でやっていたことはしばらく封印しよう、と思っていたのですが、その封印を解いてM&Aアドバイザリー、財務アドバイザリーの仕事を始めました。
理由は簡単でして、「求められるから、喜ばれるから、日銭が入ってくるから」です。
4月に起業をし、トモモトを始めて以来、自分の周りには企業経営者が増えました。彼らは一様にして財務戦略に自信を持っていなかったり、悩んでいたりします。おせっかいだとは思いながら、ちょっとした
アドバイス、
エクセルでの計算、資料作成などをしてあげると非常に喜んでもらえ、少しは役に立ったようです。
みなさん特にベンチャー・キャピタルや
金融機関とのやり取りで苦労されているようです。「今の自分の会社の株式はいくらだ?」、「ストック・
オプションを発行したいのだけど、いったいいくらで出せばいいのだ?」、「今株式を一部売却する場合はどれくらいの株数がベストなの?」などなど、悩みはそれぞれです。
なんとなく「えいや!」って感じで決めてしまうようですが、たとえば上場時の時価総額が100億円の企業の株式1%は1億円に値します。いま、ベンチャー・キャピタルに3%の株式を売却するのと4%の株式を売却するのとではあまり変わらない感じがしますが、もしかすると1億円をみすみす損している可能性もあります。
みなさんが自分が苦労して作った企業です。その価値を気づかないうちに無駄にしてしまうことだけは避けたいと思います。
私は大学を卒業し、投資
銀行に入社したときは株式と債券の違いも分からない人間でした。財務諸表も見たことなく、損益計算書、貸借対照表も見たことありませんでした。
資産、負債、資本とか言われても「ん?」って感じで。完全に潜在性だけで採用された人間です。
そんな状態からスタートしましたので、財務やM&Aを経験したことのない人でも分かりやすいように、財務戦略、M&A戦略を説明することは誰よりも長けていると自負しています。
2年前の、あるメディア企業の社長室長の言葉を借りると、「今までいろんな
証券会社の人の言うことを聞いてきました。君の今日の説明は財務理論的にはすべて正しいことだし、他の証券会社の人からも聞いたことのある内容です。ただ、君ほど体系的に、分かりやすく説明してくれた人は今までいませんでした。いや、感心した」ということのようです。
ということで、前の会社では財務アドバイスや、財務分析などをクライアントが求めてきた場合は、日本の責任者が「おい、保田君、また頼むわ」と言ってきて、その度に「おい、またかよー」ってぶつぶつ言いながらも私は「また、来たぜ」なんて喜んでいたのでした。社内で「財務戦略=保田」という構図ができるのがうれしかったのです。で、とにかくクライアントが最初は眉にしわを寄せているのに、説明するうちに柔和な表情になっていくのが最高なのです。
トモモトの仕事もあるので、たくさんは引き受けることできませんが、経営理念に共感する企業を優先して5社程度引き受けてみようと思っています。実は先月から1社と契約したので、あと3〜4社ほど大丈夫です。周りで困っている企業さんがいればいつでもご連絡ください。日本一の財務アドバイザリーサービスを提供します。
なお、一人では引き受けられる企業数に限界があるので、近々財務アドバイザーグループという組織を立ち上げ、有能な財務アドバイザリーサービスを提供できる人だけで構成する日本一の財務アドバイザリー集団を形成する予定です。
ウェブのドメインも取得したので、とりあえず簡単なウェブサイトを近々掲載する予定です。
ニューヨーク勤務時代に痛感したこと、それは企業経営者の財務戦略に対する理解度が日本と米国では雲泥の差だということでした。財務戦略が分かるともっともっと攻めの経営ができます。その一助になればな、と思います。