偉そうに起業だのなんだのと言っても、実は組織から離れること、規定路線を外れることによって、自分探しをしたかったのではないかと思います。年央くらいは会社、事業がなかなか形にならずいろいろ焦ったりしましたし、落ち込んでいる時期もありました。が、それらもすべては必要なプロセスだったのだなあ、と思います。
年末になって、どうして自分は組織を離れ、起業をし、ソーシャルネットワーキングを始めたのか分かってきました。それは、自己表現をする、ということと、自分探しをするため、だったのだな、と思います。年末になってやっと分かってきました。
「今後どうして行きたいのですか?」
起業してしばらくはこの質問にうまく答えられなかったのです。自分でもどうして行きたいのだろう、と自問したりして。それはそのはず。結局起業したこと、ソーシャルネットワーキングを始めたことが自己表現であり、自分探しなので、「今後どうして行きたい」、という考えはあまり何もなかったわけです。
今までにやりたいこと、実現したいことは全部実現してきました。夢が小さかっただけかな、と思いますが、そのやりたいことを全部実現してしまってからは今後どうしたいのか、ということがぼんやりしてきました。一方で、会社では責任ある仕事をドンドン任されるようになり、ポジション、給料はドンドン上がっていく。そして生活レベルも上がっていく。生活レベル、金銭感覚などは外資系証券会社にいるとやはり麻痺してきます。おそらくあと5年もあの業界にいれば、そのポジション、給与、生活水準を捨てることができなくなって身動きが取れなくなるな、という意識がドンドン強くなっていきました。
もちろんウォール街の仕事は刺激的ですし、ステータスもあります。でもそこから一度外に出る必要があるな、と強く思ったのでした。でも外に出ると言っても何をするの?というところで少し思考が止まってしまいました。それであれば、まずは自己表現をし、そして自分探しをするべきだ、ということで今年の行動に至ったのだと思います。今だから言えることで、当時はよく分かっておらず「とりあえず今はこうしたいんだ」と思ったことをやってきました。
結局起業してからの売上はほとんどなし。日銭を稼ぐ方法はいくらでもあったのだと思いますが、結局それはしたくなかったのです。日銭を稼ぐことに時間を費やすと、自分探しに集中できなくなってしまい、組織を離れた意味がなくなり、本末転倒になる、そういう思いが無意識のうちにあったのだと思います。
そして、今年はとにかくいろんな人に会いました。ほぼ毎晩誰かと食事をしたり、飲んだりしていました。それもいろんな人の人生を見ること、いろんな人と話すことが自分探しに重要だと思っていたからだと思います。
今、年末調整の準備をしていますが、前職での源泉徴収票などを見ていて、「いや〜、前職では結構給料もらっていたんだなあ」なんて思うのですが、今はあまり給料とかにも興味がないのです。つまり、稼ぐことは今の自分にとっての重要度が余り高くないのだな、とやっと気付いてきました。
人間は、特に男の場合は、いくらの給与があるか、というのがその人の価値みたいになっている側面もあり、どうしても給与に対してのこだわりなどがあるのですが、そのあたりのこだわりがまったくと言っていいほどなくなっているみたいです。
年末になって、すべてのことがすっきりしてきました。そして自分探しはどうやら気付かないうちに相当進行し、来年、そしてそれ以降に自分がするべきことが徐々に見えてきました。
来年はまた地に足をつけた生活をしていきたいと思います。今後の人生形成のために仕事をキチンとやりたいと思います。平日夜に食事に行ったり飲みに行ったりすることは激減させる予定ですが、みなさん来年もぜひとも仲良くしてください。
では、よいお年を!







