2005年03月31日

プラザホテル

ニューヨークのプラザホテルが、高級マンションに変わっちゃうかも、だそうです。

ニューヨークに行ったことがある人なら分かると思いますが、ティファニーやバーニーズの近くのセントラルパークのすぐそばにあるホテルです。馬車がホテルの前に止まっていて、非常に優雅な雰囲気が漂うホテル。特別になにが、って訳ではないのですが、やはりプラザホテルはなんだかすごいかっこいいんですよね。

確かにあの場所に高級マンション、ってのはそこに住む人にとっては非常に魅力的なんだと思いますが、でもやっぱりニューヨークのシンボリックなものがなくなっちゃうのは悲しいですよね。

今、反対運動など、盛り上がっているようです。

日本でも西武グループが持っている都内のプリンスホテルは、敷地内にマンションを建設すると魅力的だとか、そもそもホテルではなく、マンションにしてしまえとかいろんな意見が出ているようですが、都会の憧れの立地にホテルに滞在という形で1泊、2泊するだけではなく、居住の地にしてしまうという発想、それはニューヨークも東京も変わらないってことでしょうかね。
posted by ちょう at 22:42| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(1) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

社外取締役退任

ニッポン放送の社外取締役であるジャーナリストの野中氏と弁護士の久保利氏が本日付で退任したようですね。

UFJが東京三菱銀行との統合を決めるときに、社外取締役である帝人の安居会長が意義を唱えたというのは有名な話ですが、その時は三井住友銀行からの経営統合提案をあまり吟味しないままに東京三菱銀行との統合を統合比率も決めないで決定してしまうのは、株主にとって果たしていいものか、ということでした。

今回のニッポン放送の件において、野中氏や久保利氏が取締役会でどのような発言をしたかは分かりませんが、社外取締役の責任を果たせていたか、が気になるところだと思います。もちろん19人もいる取締役の中で数人しか社外取締役はいないわけで、その意味で、結局多数決で決まる取締役会での決議事項に最終的にどこまで影響力を持てるかはまったく別問題ですが、ある程度建設的なディスカッションがなされるきっかけを社外取締役が提供できれば、そのような社外取締役は非常に会社、株主にとって有益でしょうね。

直接的に訴訟の対象にならなくとも、結局機能しなかった社外取締役、と見られるとその後の仕事上においてもメリットが薄くなるでしょうから、この点でもリスクがあるかと思います。

帝人という会社。目立ちませんが、この安居会長はコーポレートガバナンスなどで非常にまっとうなことを言われる方ですし、ニッポン放送の件でテレビでコメントなどをされていたユニゾン・キャピタルにいた佐山氏も元帝人ですし、会社経営という意味では存在感のある会社ですね。

花粉症

どうも花粉症っぽいです。

自分で認めると最後だと思うので、マスクとかしていないのですが、どう考えても怪しい症状。慢性鼻炎なので、毎日随時鼻をかんでいるので、そういう意味では普段の行動(仕事中は随時鼻をかんでいるとか、外出時にはティシューは欠かさず持ち歩くとか)は変わらないので、行動から自分の脳を納得させることはできないものの、症状は普段より激しい感じ。

認めたくないものの、花粉症にいいと言われているトマトジュースを飲んでみたり。テンチャを飲んでみたり。。。

午前、午後はいいのですが、夜になると鼻声になり、それこそ話し方、声のトーンはソフトバンクインベストメントの北尾氏みたいになってしまうのです。。。
posted by ちょう at 14:40| 東京 ????| Comment(1) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

取締役のリスク

三菱自動車の旧取締役がリコール問題で損害賠償訴訟を受けたり、西武鉄道が厚生年金基金から損害賠償訴訟を受けたりと、取締役に就任するリスクが高まっていますね。

取締役とはその名の通り、経営者を取り締まる人たちです。

日本では取締役と経営者がまだ分かれていないことが多く、取締役=経営者ですが、本来的には経営者は会社を経営する人で、その経営が株主にとっていいかどうかを判断し、取り締まるのが取締役です。

ので、取締役は経営者が暴走をしたら、ストップをかけないといけないのです。その責務をキチンと果たさないと、株主から訴えられる。または将来の取締役から訴えられる。

取締役、っていう肩書き。なんとなくカッコいいな〜、っていう時代から、リスクを背負う肩書きへと変わっていくのでしょうかね。

社外取締役、執行役員制度など、制度はここ数年で整備されてきましたが、実際の運用というところで、本当に企業経営に関わる人たちがその新しい制度を身にしみて理解してきた、って感じでしょうか。
posted by ちょう at 01:15| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(1) | 経営、経済ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月29日

サクラはいつ?

もともと30日が開花予定日だったのに、それが27日に修正されて、で、今日は29日。まだ開花宣言出ていませんね。今週末に花見の予定の人も多いと思いますが、この状況だと今週末は満開での花見は難しそうですね。まだつぼみだらけのようです。

http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/leisure/sakura/13/

昨年の冬から今年の春はとにかく天気予報が外れまくった印象がありますね。
posted by ちょう at 15:26| 東京 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

どうしてブログを書くの?読むの?

新しいメディアであるブログを考えるときに、そもそもブログをどうして書いているのか、どうして読んでいるのかっていう理由をダーッと思いつくままに出してみるのがいいかな、と思いましたので、以下思いつくままに。

書く理由
−自分記録用
−頭の中にあるものを形に落としておく
−友達とのコミュニケーションツール(伝言板)
−自分の考えに対する友達の意見を確認するため
−自己顕示欲を満たすため

読む理由
−その人を身近に感じることができる
−会っていなくてもコミュニケーションをとっている気分になる
−新たな考えなどを吸収するため

・・・って「ダーッと」は全然思いつかないです。ホント、どうして書いて、読むのでしょうか??

考えてみると、私がブログを書き始めたのは完全な自分記録用。で、たまに書き込みに対して友達からコメントがあると、それに対してコメントを返して、会っていないのに日々コミュニケーションをしているような感覚を得ることができて、かつ、何かイベントありますよ、って時は伝言板の役目を果たしてくれるのでコミュニティツールの一つとして活用してきた、って感じがあります。

読む側の立場としては、そういえば、実は書いている人を直接知らないブログはほとんど読まないですね。。。つまり、既に知っている人をもっと知るために読む、身近に感じるために読む、のでしょうか。確かにブログに書いてあることってどんなに会話をしていても「あ!そんなこと考えていたのね」みたいなことが書かれてあることが多いですしね。

もっと根本的にどうして私は毎日このブログを書いていて、どうしてそれを読む人がいるのだろう。。。ってことを考えるとなんだか不思議ですね。
posted by ちょう at 12:54| 東京 ????| Comment(7) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月28日

友達が起業をするということで

同級生が起業をする、ということで週末に起業をするに当たっての会社説明会があって参加してきました。説明会、と言っても「起業をするんだ」の一言だけを聞いて、無条件に「うん、いいんじゃない?」と言って賛同した人だけで集まった決起会みたいな感じで非常にこじんまりしたものでしたが、有意義でした。

年齢は私と同じなので30歳。でも私と違うのは妻も子供もいて守るべき家庭が既に存在すること。で、肝心の事業内容はまだまだ詰めるところはたくさんアリ。でも、なんとなくもって行きたい方向と、それに対してワクワクしている当人が目の前に存在しました。まあ、普通に考えると失敗した時のことを考えるとリスクに目が行ってしまって「おいおい、やめておいた方がいいんじゃないの?」と思うのですが、「やりたいと思ったのであればぜひやってみた方がいいんじゃないの?」と思って賛同し、どうすればそのワクワクがもっと大きくなるかを一緒に考えてきました。

何かをしたいと思えること、それって非常に恵まれていることだと思います。彼にも「いや〜、お前起業をしたいと思った時点で恵まれているよ」なんて話していたんですが、やはり人生一度ですしそんな中でリスクを犯して何かをしたいと思えること、そしてそのリスクを享受することを承諾してくれる家族、そしてそれをサポートする仲間、そんな存在を確認できるだけ幸せだよな〜、なんて思っていました。

その説明会の後にみんなで飲みに行ったのですが、そんなことを考えているとついつい飲みすぎてしまって早々に酔っ払ってしまいました。

前向きな気持ちのおすそ分けを受けて、今週はやる気が高いです!
posted by ちょう at 20:09| 東京 ?J| Comment(8) | TrackBack(2) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月25日

メディアノート

昨夜テレビをつけたら(私にとっては珍しいことなのですが)、CMでGooのブログが宣伝されていました。ブログ、どんどん市民権を得てきているわけですかね?

私はブログを始めてちょうど1年程度経つのですが、始めた当初は始めたくて始めたわけではなく、「ソーシャルネットワーキングなんてインターネット系サービスを運営するならば、ブログぐらい書いておかないといけないでしょ?」なんて言われて、しぶしぶ始めたのでした。

当時はネット上に自分のことを書くなんて恥ずかしい、と思っていましたしプロフィールも公開していたわけではありませんでした。それこそ「ブログなんて一部の特殊な人たちのもの」と思っていました。

それがブログを書いているうちに非常に貴重なコミュニケーションツールとなり、今ではプロフィールも完全公開にし、赤裸々に毎日のことを書くものとなっています。(最近はライブドアのことばかりで日々の赤裸々なことが殆ど書けていませんが)

こういうコミュニケーションスタイルの変化は私のみに起こったものではなく、おそらく他にも、例えばこのブログを読んでいる方にとっても起こった変化なのではないかと思います。それってつまり、コミュニケーション、情報発信・受信スタイルの変化、ひいてはメディア活用術の変化ということが言えるのではないかと思います。

ちょっと週末の間にメディアノートをざくざくっとまとめてみて、この背景なんて考えてみようかな、と思います。
posted by ちょう at 15:18| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ライブドア窮地に??ほんと?

最近他の専門家の方と異なる意見を言っているので、自分でも大丈夫かな?と思いますが、別に逆張りをしているわけではありません。この前のフジテレビの500億円の増資枠設定も「相当強力な買収防衛策になる」と言う専門家の方が多かったのですが、私は実効性は乏しいと思っており、実際、報道番組でもそのようにコメントしました。ただ、他の人と異なるコメントが電波で流れていくのは非常に実は怖いですね。少数コメントをする時点で「あいつは間違っている」と思われてしまうことが多いので。

そして今日のソフトバンクインベストメントへのニッポン放送が保有するフジテレビの株式の貸し出し。こちらも「フジテレビは最後の切り札を出し、これによりライブドアはフジテレビに対する影響力が行使できなくなり窮地に立たされた」という声が多いですが、私はそうは思っていません。

まず、そもそもですが、ニッポン放送が持っている22%のフジテレビ株式に関して。この22%分の議決権は現状消えています。フジテレビがニッポン放送株式の25%超を獲得した時点で議決権は消えているのです。

もちろんこの議決権を復活させる方法はありますが、今現状ではライブドアから見てみると消えている議決権が貸し株によりソフトバンクインベストメントに移動したわけです。ライブドアから見てみると議決権はゼロがゼロになっただけであり、あまり大きな変化はありません。それに、8%に関しては以前に既に大和證券にニッポン放送は同様の賃借契約書でフジテレビ株式を貸し出していますので、その意味では今回の動きは全くの新しいものではありません。

株の賃借契約が5年間解約できない場合は、ゼロがゼロになっただけではなく、5年間ゼロになるという想定外の事態ですが、そもそも賃借契約が5年間解約できないという状態が有効というのは、例え契約上がそうであっても、あってはならないと思います。これが認められるとまた何でもありの状態になりますのでね。

筆頭株主の地位すら譲渡できてしまう、株式賃借契約、それこそ今回の時間外取引と同様にきちんとした法的整備が必要なのかもしれませんね…

一方、13%の議決権がソフトバンクのものになったので、ライブドアがLBOをしてフジテレビを買収しようにも必要資金が増えたので難しくなった、従ってライブドアは窮地に立たされたと見られているようですが、そもそもライブドアがフジテレビをLBOによって買収しようとしていたとは考えにくく、その意味においても状況はあまり変わっていないと思います。

従って、今日のソフトバンクインベストメントの件の前後でライブドアにとってはあまり状況は変わっていないと考えます。つまり、ニッポン放送の株式50%を取得した時点でライブドアの第1幕は終了しており、よもや向こう数ヶ月間でフジテレビまでを買収できるとは当初から思っていなかったと思います。

その意味ではニッポン放送の株式50%を取得し、その後中期的、長期的にサンケイグループ内での発言力を増していく、そういう戦略だったのではないかと思います。従って、フジテレビがライブドアに対してパックマンディフェンスでもやらない限りは、ライブドアが本当の意味で窮地に立たされることはあまりないと思います。

また明日、ってか今日ですが、日テレ情報ツウです。

2005年03月24日

ソフトバンクインベストメントが筆頭株主に

うらやましがっている場合ではないですね、ハイ。

ちょっとまたありえないなあ、という事態なのですが・・・

ソフトバンクインベストメントは今回の投資ファンド設立を機に「フジテレビ及びニッポン放送との協力関係を強化すべく、ニッポン放送が保有するフジテレビ株式353,704株(発行済株式の13.88%)を株券消費貸借により借受ける」そうです。

で、議決権はソフトバンクインベストメントに移転し、ソフトバンクインベストメントがフジテレビの筆頭株主となりますとのこと。

ここまでは全然いいと思います。結局賃借契約なんていつでも解約すればいいわけですから、解約さえしてしまえばまたソフトバンクインベストメントの筆頭株主の地位はすぐになくなるわけです。つまり、例えばライブドアがニッポン放送を子会社化してしまった後に、この賃借契約を解約すれば何の問題もない。

しかし。。。

ニュースによると賃借契約は5年間中途解約ができないそうなのです。5年間も株を貸しっぱなし、しかも筆頭株主の地位を。そんなのってあっていいのか、と思ってしまいます。もちろんその見合いとして事業提携を結ぶことの価値があったりだと思うのですが、今回はたかがファンドの共同組成であって、たいした事業提携でもなんでもないのですよね。若干常識の枠を超えているかと。

まあ、もともと常識の枠を超えた応酬合戦でしたので、今に始まったことではありませんが。せっかく丸く提携に落ち着きそうだったのに、また何でもありの様相を呈してきましたね…

まず、今回の件ですが、ソフトバンクインベストメント、フジテレビ、ニッポン放送が共同でベンチャー企業に投資をするファンドを立ち上げました。投資対象分野はメディア、コンテンツ、ブロードバンド。通信、インターネットに強いソフトバンクインベストメント、コンテンツ制作に強いフジテレビ、ニッポン放送によるメディア・インターネットの融合戦略、のように一見見えますが、そうではないと思います。

3社はファンドにお金を出資して、有望なベンチャー企業を発掘します。ただそれだけです。今回の件によりフジテレビ、ニッポン放送本体において、何か新たなインターネット事業が生み出されるわけでもなく、単純に出資者として投資をするわけです。放っておいても銀行で寝ているだけの現金をファンドに出資することにより、現金を運用するわけです。ただ、それだけ。もちろんファンドの投資先ベンチャー企業とのシナジーなどもあるでしょうが、それでも本体への影響は軽微だと思います。

つまり、「メディア・インターネットの融合戦略に先手を打っていますよ」というメッセージ性は強いものの、実態は単なる投資・出資ということです。

一方、今回のファンド設立を機に3社の関係を深めるためにニッポン放送保有のフジテレビ株式をソフトバンクインベストメントに貸し出したわけですが、関係を深めるためだけのためにある企業の筆頭株主の立場を「ハイ、どうぞ」と譲り渡すというのは一般的にはありえない話ですよね。で、一部報道ではこの貸した株式は賃借契約期間である5年間が経過するまではキャンセル不能ということになっているようですが、キャンセル不能な賃借契約って相当なものですよね… 貸した人が「返して」と言えば通常は返してもらえるはずです、というよりそういう設定に事前に貸す側はしておくべきですよね。キャンセル料を払う必要があるならそれはそれでいいですが、そもそもキャンセル不能ってありえますかね…?

そもそも今回の3社によるファンド設立の件。これにライブドアも参加するとか、もしくはソフトバンクインベストメントの立場をライブドアが取って代わるとかの形なら、サンケイグループとライブドアの事業提携第一弾ということで非常にスムーズだったと思うのですが… 別にそうするべきだという意見ではなく、どうしてここまできてさらに状況を悪化させるようなことを行うのかなあ、と思わずにいられませんでした。

うーん。。

うらやましい〜

ソフトバンクインベストメントが、フジテレビ、ニッポン放送と共同で投資ファンドを設立するそうです。

コンテンツ・メディア・ブロードバンド関連企業を投資対象とするベンチャーキャピタルファンドの共同出資による設立について

今勤務している会社は、インターネット系ベンチャー企業に投資する会社であり、ソフトバンクインベストメントと近い事業内容なので、今回の件、単純に非常にうらやましいです。

どこの投資ファンドも今回のようなファンドは作りたかったと思います。でも今まではテレビ局側、ラジオ局側がそれほどこういうものには興味を示さなかったと思います。示したとしてもここまでの規模のファンドを作りましょう、ということにはならなかったかと。

ライブドアの副次的効果ですね。。
posted by ちょう at 17:22| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

M&A、株式市場についての簡単講座?

−そもそも企業を買収するってどういうこと?
−株価ってどういう基準で決まっていて動いているの?
−上場ってなにさ?

などなど、ライブドアの件ですごい盛り上がった今回のM&A関連の話題でしたが、最近よく言われるのは「ライブドアの件は、きちんと理解するにはやはり相当知識が必要なので、そもそももっと初歩のM&A、株式について教えてくれませんか?」ということです。

先週、今週と出版社、テレビ局の人たちからも同様に「初歩的なM&Aや株式について知りたいので」ということで取材が来ました。

そうですよね。確かに今回のライブドアの件、それはもうそれこそM&Aの教科書で言うところの最上級レベルの話題満載でしたよね。でも、これをきっかけにM&Aとか株式市場に興味を持った人も多いようですので、ご希望の方がいればM&A、株式市場に関する簡単な初歩講座でもやってみようと思います。

ご希望の方は希望時期(曜日、時間帯)などをコメントしていただくかメールしていただければ、またどこかの会議室でやりますね。4月上旬〜中旬ですかね?
posted by ちょう at 12:04| 東京 ??| Comment(4) | TrackBack(0) | ウォール街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メディアのあり方(2)

「やらせ報道にご協力いただけませんか?」

先週金曜日にあるテレビ局からお願いされたこと。それは私なりに理解すると上記台詞でした。最近のライブドア関連の取材ではなくて、私が運営しているソーシャルネットワーキングサイト「トモモト」の取材だったのですが。

で、単純に言うとトモモト主催の異業種交流会を収録したいのでご協力いただきたい、ただし、収録は向こう1週間以内にさせてください、というお願いでした。

−今月は既にたくさんイベントを開催してしまったので、難しいと思う
−メンバーは忙しい人間が多いので、短期間での告知だと集客が難しい
−収録のためだけに集まってもらうのでは、集まってもらう人たちにとってメリットがないので、お願いできない
−他の取材を受けるときにも特別に臨時で何らかのイベントを開催するとかの対応はしていない

などの理由でお断りしました。30分ぐらい押し問答をしたのですが

「保田さんの周りのお友達を少し呼んでいただいて、それらしい映像を撮ることはできませんか?」

という台詞が出てきて、まあ、私は唖然としてしまいました。で、私は言いました。

「30日にイベントがありますので、そちらで映像を撮って使ってください。放送予定日がその前であることは承知していますが、こちらもご依頼のような無理のある形でのイベント開催はできないので、どうしてもイベント風景を映像として使うのであれば30日の風景を使っていただき、放送日をずらしていただくのがベストかと思います」

おそらくテレビ局的には

「あなたの会社で運営しているサービスをテレビで取り上げるんですよ。しかも全国ネット。そんなうれしいことはないでしょう?」

というスタンスなのだと思いますが、やらせ報道にご協力するなんてありえません。

で、土曜日、日曜日と週末にもかかわらずじゃんじゃん電話がかかってきて

「保田さん、あの収録の件、なんとかなりませんかね?」

と来るわけです。で、極めつけは昨日。会社に電話がかかってきました。

「保田さん、今日会社にいますか?ちょっとご相談がありましてお伺いさせていただければと思っております」
「ご相談ってどのような内容ですか?」
「この前の収録依頼を無理を承知なんですが、最後のお願いに上がりたいと思いまして」
「その件は私の方でも善処しましたが、ちょっと今回は難しい感じです」
「保田さんの友達を読んでいただくとかも無理ですか?」
「無理のある映像を撮るためだけに周りの友達に無理なお願いをすることは気が引けます」
「では、例えば5人でもいいので保田さんの会社の人たちに出演をお願いして・・・」
「あのー、それって見る人が見ればおかしいって気付きますよ・・・」

ホントにすいませんが、こういうのやめたほうがいいと思います。テレビ番組では感動させられることも多いですし、真摯に番組作成を行っている人も多い中で、こういうのは本当にがっかりです。
posted by ちょう at 00:09| 東京 ?J| Comment(8) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月23日

フジテレビの増資枠500億円

最近「ライブドアネタはもう飽きたからいいよ」と言われることが多くなってきたので手短に。。

昨日発表されたフジテレビの増資枠の件。実効性は乏しいと思っていますが、概要は以下の通りです。

−取締役の決議によって自由に機動的に増資できる枠を500億円分事前に設定
−当増資は全株主に対して、持分に応じて割り当てる(よって増資後の株主の持分に変化なし)
資金使途は設備投資、投融資、運転資金
−株主利益、企業価値を棄損するような条件による公開買付(TOB)などによる行為を未然に防止
−買収の提案、公表、告知があったときに、取締役会がその内容・条件が株主利益、企業価値向上に資するかを判断
−株主価値、企業価値向上に資さないと判断した場合は、当増資を含めた対抗手段を実施


ライブドアからのLBOなどの敵対的買収に対しての防衛策ですが、例えば株価よりも30%高い値段でのLBO/TOBを仕掛けられた場合に、その提案を「株主価値を棄損する」と論拠立てて言うことは非常に難しいと思います。また、買収提案は通常は株価にプレミアムを載せて、株主にとってメリットのある形で行うものですので、例えばフジテレビに対して買収提案を行う人が株価にプレミアムを乗せない形で買収提案を行うことは考えにくく、その意味において、当防衛策は「敵対的買収には断固反対します!」という姿勢を見せる意味では効果はあるでしょうが、実際の発動が行えるかは非常に微妙ですので、実質的な実効性は高くないと思います。


以下は蛇足説明・・

鍵となるのは以下だと思います。

買収提案があった場合に、その提案が株主価値、企業価値向上に資するかどうかの判断を株主が行うのではなく、取締役が行い、取締役が株主価値向上に資さないと判断した場合は、株主に諮ることなく増資を行えてしまう。本来取締役は株主価値向上を経営上の命題としているので、取締役の判断は株主の判断と同一であるのですが、現経営陣に対する敵対的買収という感情的な事態に果たして取締役は冷静に株主と同一の判断をできるか、若干疑問。

また、資金使途は設備投資、投融資、運転資金とあるものの、通常は設備投資、投融資、運転資金に必要な金額は事業計画の中に織り込まれているはずであり、「機動的な増資」で設備投資、投融資、運転資金を調達するのは一般的にはあまりない。

通常は増資を行う際はそれに見合う利益の向上、成長性向上などが求められるので、実際の増資時にはそのあたりの合理的な説明を株主に行う必要がある。

そのような合理的説明を受けずに増資に応じてしまう株主が存在したとして、その株主が上場企業の場合は、その企業は自社株主からの訴訟のリスクを負うことになる。例えば今回のTOBに応じた東京電力に対して、東京電力の株主が訴訟を起こしたケース。つまり、フジテレビ株主である上場企業が、合理的説明を受けずに増資に応じた場合、その上場企業の株主から見ると、本来は本業の成長のために使うべき現金をそうでない目的に使った、ということで訴訟を受ける可能性がある。

従って、敵対的買収に対する一種のポイズンピルではあるものの、この類のものの導入、実際の発動は「取締役の判断が株主の意向を十分に反映したものである」という大前提が必要があり、日本ではいまだにそのあたりの理解が浸透していない企業も多いので、注意しないといけないと思います。

敵対的買収っぽいものに対して盲目的にこういう類のものが今後多くなってきて乱用多発されると株主にとってリスクが高まってきます。そもそも買収提案が敵対的なのかどうか、そもそも誰に対して敵対的なのか、そして、株主にとっていいものか悪いものかを判断する機会は、なるべく株主に提供すべきだと思います。

2005年03月21日

30日(水)起業関連交流会

会社関連のイベントで下記のようなイベントを行います。起業をキーワードにしたものですが、広義の意味でビジネス交流会と捉えていただければと思いますので、ビジネスパーソンの方々もぜひご興味ある方はご参加くださいね。私ももちろん参加します。

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「起業は楽しい!」出版記念セミナー

ビジネス講演&交流会概要

 この度、ネットエイジグループ代表取締役西川潔が日経BP社より3月9日に「起業は楽しい!」を出版いたしました。ベンチャーエコノミーの活性化による日本経済の活性化を唱えてきた西川が考える「起業の楽しさ」を伝える内容となっております。

 この出版を記念して、3月30日(水)にネットエイジグループ主催による起業家、及びビジネスパーソンを対象としたビジネス講演&交流会を開催させていただきます。当日は、第一線で活躍する起業家、ビジネスパーソンも交流会にご参加いただく予定で、ビジネスで何かをしたい!と思っている方への絶好の交流会ですので、奮ってご参加ください。

■内容:「起業は楽しい!」ビジネス講演&交流会
■日時:3月30日(水) 19時〜21時
■場所:青学会館4階「クリノン」の間
http://www.aogaku-kaikan.co.jp/index_map.html 地下鉄表参道駅徒歩5分)
■料金:3,000円(ドリンク含む、食事なし)
■申込:napa@netage.co.jp宛てに参加人数をメールしてください

 交流会当日は西川より起業の楽しさ、西川が見てきたベンチャーエコノミーについて簡単にお話をさせていただき、その後は参加者の皆様との交流の場とさせていただきたいと思っております。

▽ 西川著書「起業は楽しい!」の内容 ▽
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4822244393/250-3524748-0789846

 起業には苦楽の両方がつきものですので、単なる起業賛成論ではなく、実際に起業をする前の準備段階から株式を上場して企業として大きく羽ばたいていくまでの各プロセスを概観し、起業をバーチャルシュミレーションできる内容となっております。

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2005年03月18日

LBOについて

まず、LBOの仕組みを簡単に説明して、その後に私の所感を書きます。

もしライブドアがLBOにより、フジテレビを買収するならば、そのスキームはこんな感じになります。

1、ライブドアが100%子会社のペーパーカンパニーを設立

2、そのペーパーカンパニーは金融機関に「フジテレビをLBOしますので、買収に成功しそうな場合はお金を貸してください」と願いこみます。借入金が多額になるため、まずは幹事銀行をどこかにお願いして、その幹事銀行が複数の金融機関の「融資団」を結成し、その融資団がお金を貸すことになります

3、そして、そのペーパーカンパニーは○億円のお金を借りることができるという「内諾」を融資団より得ます。この時点ではまだお金は借りません

4、ペーパーカンパニーはフジテレビ株式を買い付けるためにTOBを行います。このTOBを行うときの成立条件として「最低○株数を買い取れること」を条件とし、その株数を買い付けることができない場合はTOBをキャンセルできることとします

5、で、いざTOB開始です。もし必要以上の株数の買付ができた場合は、ペーパーカンパニーは融資団に対して「TOBが成立したので、内諾をいただいていた融資をお願いします」と連絡します。一方、もしTOBが成功しない場合は、ペーパーカンパニーは融資団に対して「やっぱりお金が要らなくなったので、融資の話はなかったことにしてください」と連絡します

6、TOB成立後、ペーパーカンパニーはフジテレビの親会社となります。資産としてフジテレビ株式を保有する一方、多額の借入金を背負った会社となります。

7、最後にこのペーパー親会社とフジテレビを合併させます。合併させることによって、ペーパー親会社の借入金の返済義務は合併後の新会社に継続されるので、実質的にフジテレビが借入金の返済を行っていきます。で、合併後の新会社の親会社はライブドア、というわけです。

つまり、もっと平たく言うと、ペーパーカンパニーを設立し、その会社を借金漬けにして、フジテレビ株式の買収を行う、ってことです。ここで発生するであろう疑問としては、そんなペーパーカンパニーに誰がお金を貸してくれるのだ、ということです。

中身のないペーパーカンパニーであればもちろん誰もお金を貸してくれませんが、LBOで融資が実行されるのは、買収が成功した後なのです。つまり、フジテレビ株式のTOBに成功したら、このペーパーカンパニーがフジテレビと合併さえすれば借入金の返済能力が発生するので金融機関は融資をしてくれます。失敗したら融資をしないだけです。

つまり、金融機関はフジテレビの返済能力を見て、融資額を決めるわけです。ライブドアやペーパーカンパニーの返済能力がゼロでも極論はかまいません。で、どれぐらいまでのお金を貸すことができるかというと通常は対象会社(この場合はフジテレビ)のキャッシュフローの5〜6倍です。キャッシュフローは約550億円〜600億円程度ですので、約3,000億円程度の借入れは可能だろうということになります。

これがLBOです。

以上、昨日からどこのテレビ番組でも盛んに取り上げられていますので、一応書いておきましたが、今回のライブドア、フジテレビの件でLBOを持ち出すのは、確かに頭の体操とか知的好奇心を満たすという意味ではいいと思うのですが、実効性に欠けると思うのであまり大々的には取り上げたくなかったのです。。。そんなこと言っていても、「理論的にはアリなのかナシなのか」、とコメントを求められると、「理論的にはアリです」、としか答えようがないのですがね。

実現性が乏しいと思っている理由ですが、これはむしろ実現して欲しくないなあという私の希望が少し入っています。ライブドア、フジテレビの件は、そろそろ丸く収めて欲しいのです。。。外野の私が言う権利はまったくないですが、ライブドアによるフジテレビへの敵対的LBOが起こっても誰も得しなさそうなので。

LBOというのは買収の手法としてはよく用いられる手法です。ただ、友好的な買収のときに使われることが多いです。そもそも海外でも敵対的買収は減っているので、LBOが敵対的買収に用いられることは最近は非常に少ないです。アメリカで敵対的LBOが流行ったのも80年代のことで昔のことです。今はもう流行っていません。

もし今回ライブドアによるフジテレビへの敵対的LBOが実行されると、それは実質上日本で初めての敵対的LBOです。しかも金額は多額で、相手は放送業という公共性を持ったものになります。そうすると経済界、政治界からてんやわんやの批判や圧力がかかるのは目に見えており、実現するのって非常に難しいと現実的には思います。

であれば、そんな物議を醸し出しまくることをするのではなくて、提携とか和解とかで丸く収めたほうがいいと思うのです。LBOはやはり大変ですし、あまり今の日本の経営陣を敵対的買収への恐怖に陥れるよりは、本業での成長、そして各企業が成長することによる日本経済活性化の方が健全な気がするのです…

ホリエモンの歌

子供の間で、ドラえもんの替え歌でホリエモンの歌が流行っているそうです。

原曲
「あんなこといいな、できたらいいな」
「みんなみんなみんなかなえてくれる、不思議なポッケでかなえてくれる〜」
「空を自由に飛びたいな。あ!タケコプター!」

替え歌
「あんな会社いいな、買えたらいいな」
「みんなみんなみんなかなえてくれる、お金の力でかなえてくれる〜」
「空を自由に飛びたいな。あ!フジテレビ!」

って、子供ってすごいですね。。。

でも、子供のころの将来の夢のトップ3には必ず「社長になりたい」ってのが入っていると思いますが、ってことは「ホリエモンになりたい」って子供もでてきているのかな・・・?

いいか悪いかは別として、子供にまでお金、株、買収の話題を浸透させているとはすごいですね。。。

メディアのあり方について

最近ライブドア関係の取材でお断りするものや、取材に対応しても先方の希望通りのコメントを提供できないことから実際の放送・記事では発言がカットされたりされることが増えてきました。

原因としてはテレビ局のほうが、数字(視聴率)を取りたいために、ちょっと偏ったメッセージや、過激な放送をしたい、と思っていることが挙げられます。そのために、既にある「ウケそうなストーリー」をテレビ局側で考え、あとはそれに合致するカタチである程度の肩書きを持った人から最もらしいコメントを撮ってくるわけです。取材を受けると、「こういうことを言って欲しいんだろうな」というのはわかるのですが、それが誤解を招くとか、ちょっと行きすぎだな、と思うときには私は希望されるコメントをしないので、最終的に結構カットされたりします。

視聴率を取るのはいいのですが、その放送内容が視聴者を混乱させたり、虚偽の内容であったり、過度に過激であったりすると、そんなのやらない方がいい、と私は思ってしまうのです。

本日もある特定の企業を落とし込めるような内容での取材依頼が来たりしましたが、丁重にお断りしました。別の番組では「あなたテレビに出られてうれしいでしょ?」的な態度だったり。

おそらくライブドア関係の放送のネタが尽きてきているんだと思います。尽きてきているならば、ライブドアとは関係のない放送でもすればいいのに、と思いますが、どうも何とかネタを、数字(視聴率)を、という流れになってしまうようです。

一方で、視聴者にキチンと事実を理解してもらおう、しかもすごい分かりやすい形で理解してもらおうという真摯な努力をしている番組ももちろんあって、その格差たるや歴然としているなあ、と思いました。ただし、ブラウン管の前で番組を見ているだけだとどの番組も内容的には似ているので、実際の製作過程というのは分かりにくいですよね。でも、テレビで放映される内容は、押しなべてどれも正しいだろう、というのが一般の視聴者の理解ですので、そのあたりの影響の大きさにむしろ怖くなります。

ライブドア、フジテレビの件を、どちらが勝つ勝たないの議論以外でも、テレビの放送のあり方、もう少し改善の余地はあるだろうなと思います。

で、明日、もう今日ですが、また日テレ「情報ツウ」に少し出てきます。製作の方も一生懸命番組を作っていて、いつも感心させられます。製作の方がこちらの考えをブログなどを通じてよくご存知なので、番組の前日に電話でキチンとやり取りをしたり、たくさんのいろんな情報を集めておいて、その中から何を放送すべきかを考えられているあたり、いいなあ、と思います。

2005年03月17日

増配は株式価値に対して中立です

増配をしても株式価値は変わりません。ただ、テクニカルな要因で株価が上がることはあります。

フジテレビが大幅に配当を増額することを発表して今日のフジテレビ株価は大幅上昇でした。メディアでも「配当増加=株価上昇、つまり時価総額を上げて敵対的買収を防止」と報道されていますね。

しかし、本当にそうですかね?

で、一つ誤解をするといけないのですが、配当増加は株価上昇に必ずしもつながりません。もちろん短期的な配当利回りが高くなるので、その意味では短期的に株価が上がることもあるでしょう。

しかし、理論的な株式価値は全然変わらない、中立なのです。

企業は利益を出します。例えば100の利益を出すとしましょう。するとこの100が株主に帰属する価値なのです。つまり、利益が増加すれば株式価値、つまり株価が上昇しますが、利益が変わらなければ株式価値は不変、つまり、株価は変わらないはずです。

で、その100の利益のうち、ある割合を配当に回します。残りを内部留保として自社内にとどめておき、今後の成長のための投資に使います。この配当の割合と、内部留保の割合ですが、成長企業では内部留保の割合が高いです。どうしてかというと内部留保にしておいて、成長率が高い企業でその留保した現金を用いてさらに翌年以降利益を稼いでもらうほうが結果的には株主にとってのリターンが高いからです。

今の低金利時代では株主に配当として還元してもらっても、帰ってきた現金を預金に回しても利息はほとんどつかない訳です。まあ、また別の銘柄株式投資に回せばいいのでしょうが。

一方で、企業としては配当の割合を増やすことは、自社の成長スピードが鈍化してきた、というメッセージを対外的に発信することも意味します。成長性の高い企業であれば「配当はゼロでお願いします、でも我々の事業戦略に使うと、来年もっとたくさんの利益を稼ぎます」と言えますのでね。マイクロソフトがずーっと無配でしたが、最近では配当を始めました。まさにその理論ですね。

では、今日どうしてフジテレビ株価は大幅高になったのか。それは配当利回りが高くなったからですね。配当利回りというのは株価に対する配当額のパーセントです。株価23万円だったフジテレビ株が配当1,000円であれば、配当利回りは0.43%です。配当が5,000円なら2.17%です。

そこで質問です。

「利回り2.17%の商品、魅力的ですか?」

利回り2.17%の商品がさほど魅力的でなく、株式価値も中立であれば株価は大して上がるべきものではないですよね。つまり、敵対的買収防衛にもあまりつながらないはずです。そう考えると今回の増配、これはやはりイメージアップが目的と言った方がいいかもしれません。

今回、フジテレビの配当に必要な金額は約130億円。これをライブドア株式購入に当てるとライブドア株式5%ぐらいは買えますね。どっちがいいかなと考えてしまいます。。

メディア勉強会議事録(ざくっと)

今日の議事録です。自分が属していたグループで出たコメントが多くなっていますが、ご参考まで。テレビを見ない人、新聞を読まない人が多かったですね。私は、毎日通勤電車で新聞を読んでいるので、新聞を読まない人が多いのにはびっくりしました。テレビはあまり見ない人が多かったですが、それでも見る番組はドキュメンタリー、報道、ニュース系が多い模様でしたね。

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参加者
新聞記者、テレビ局番組制作、インターネットメディア系企業、ソフト開発、システム開発、ベンチャー投資、人材系、起業準備中、大学勤務など。
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以下、超ざくっとした議事録(きわどいのは省略しているつもりです)

仕事が忙しくなるとテレビはあまり見ないので、番組作りを子供、主婦向けに集中しておくのがいいのではないか

テレビは受動的な情報収集手段であり、忙しい人はむしろ必要な情報をネット、雑誌などに「取りにいく」のではないか。

子供のころは受動的なので、テレビは最高に楽しかった。その意味で、仕事が面白くなるとテレビを見なくなる

一方で、ネットでの情報よりも新聞、テレビの情報の方が有益との声も。記者がFace to Faceでの取材を重ねた結果の結晶物が新聞、テレビでは入手可能であり、その意味価値は高いとの意見。

レコーダーの発達、ネットの情報が豊富になったこと、ライフスタイルの多様化により、決まった時間にテレビを見ることが少なくなった。以前であれば月曜9時には家に帰ってドラマを見るというライフスタイルが確立していた。

やはり、新聞はおもしろい。いろんな記事が満載であり、囲み記事などで記者の主張などが垣間見えるものも面白い

一方、新聞は読者ターゲットを絞りきれないので、それがゆえにおもしろさを失っている面もあるはず。

それへの一般的な反論としては、新聞はマスコミュニケーションの代表物としては最大公約数的情報発信スタイルにならざるを得ないということがある

新聞には読者へのマーケティングという視点はあるのか?

一般的にメディアと言っても定義があいまいで、通常、大枠ではは二つの定義があると思われる。一つは配信、もう一つは配信する中身(コンテンツ)。

その上でビジネスを行う広告代理店など、ビジネスプレーヤーもメディアという大枠に含まれる。そして、ジャーナリズムという思想的な部分が入ってくる。

議論の対象をコンテンツ、端末で考えた場合にみんなが喜ぶものはなんだろうという視点でメディアサービスを考えて行きたい

あるニュース番組の視聴率がアップした原因の一つは、各ニュースを掘り下げ(一つのニュースの取り扱い時間の長期化)があった。その意味するところはなんだろう?

メディアの役割分担:端末の役割分担論。インターネット:即時性、能動的、新聞:毎日ちゃんと届く、解説がキチンとある、テレビ:受動的、やすらぎのメディア。

各人のライフスタイル、姿勢に対してベストなメディアが存在するべきだろう

新聞の将来。インターネットの登場によりニュースが無料化してしまった。この状況下新聞の将来は?どのようにして生き残り戦略を図るのか?

新聞は信頼度の高いニュースが多いので、その道で存続可能だろう

読売新聞:1000万戸、朝日:800万戸、日経:400万戸

ジャーナリズム=客観性というのが今までのスタンスだが、各新聞ごとの特色を出す(主観的な意見をもっと出していく)こともありではないか?

インターネットでの情報収集:RSSリーダーの活用法
−トラックバック先の記事を辿って行くと、自分が共感できる記事の母集団を読むことができる

アメリカ、韓国では新聞の活用度合いが低い。アメリカ全国紙が存在しない

新聞の営業力はすごい:1紙取っておかないと積極的に営業マンがドンドンやってくるので必ずどれかは取ることになる

日本の新聞の一番の強み:流通網(アメリカ、韓国にはない)
一方で流通網がコスト増加にもつながっている。それに加え固定費は比較的高いので地方紙、専門誌では苦しいところが結構ある

日々の広告(チラシ)を取りたくて新聞を取っている主婦も多いらしい

ってことは、チラシだけ配布する業者が出現すれば売れるかも?

ヤフーがチラシだけネット上で配布するサービスをやっている。新聞購読料よりも安い

主婦の観点が今後重要に:今主婦がネットを活用始めようとしている。76年77年生まれ時代の人たちが主婦になり始めている。子育てをしながらネットを活用している

新聞は実は知識層だけのものではないか?

テレビ出演者が着ている服の情報をネットで同時配信しておき、ショッピングできるようになればおもしろい

一方で、テレビ側は放送と通信の分離にまだ躍起であり、視聴者がテレビからネットに飛んでいってしまうと、テレビに帰ってこない不安を持っている(テレビの視聴者をテレビで囲い込もうとする)

テレビにおける成果報酬型の広告モデルを導入できないか?(Pay per view的発想)
今までのテレビ広告:事前に枠単価が決まっている

テレビに出てきた商品をクリックして購入者が多ければ広告主にキックバックする(成果報酬型広告モデル)やり方など

新聞の記事に対する記事課金も導入されるかも?新聞の紙面の欲しい紙面(1面と証券面だけを購入とか)を購入できるようにすると喜ばれるだろうが、新聞社の収益は下がる。全部の記事を一つのパッケージ価格で提供しているほうが収益は高い

NHKの受信料もしかり(見る番組はほとんどないので、視聴者にとっては見た番組分だけ払えるPay per view方式がベスト)

ネット上でPay per viewが定着してくると、テレビ、新聞にもpay per viewの観点が導入されるだろう

携帯での1件数百円のコンテンツ:何が売れているか:占い、カラオケ、着メロ

モノの需要がどのように生まれるかを分析する必要あり
どのような場面でメディアが必要とされるか。必要とされる場面に適したメディアは何か?

コンテンツ、メディア、デバイス、

アメリカ:衛星ラジオが流行っている(自動車での移動が多いから)が、日本に当てはめることは難しいかもしれない

動画は「見ないといけない」

チーボはいい!

プロバイダ。家では常時ネットにつながった。次は車だろう。ガソリンスタンドで車に設置されているカーナビに音楽をダウンロードできるようなサービスはどうだろう

i-podを活用したメディア

whinnyで音楽を無料ダウンロードが増えてもCDの購買料は減っていない

「モノを買うのは楽しい」

糸井新聞:「モノを売ります」とアナウンスするとアクセスが増える

今日の一曲というブログもある

紙面カラー化、地元情報満載、赤ちゃん誕生、葬式情報

ラジオ:過去アーカイブの開放(有料)。例えばオールナイトニッポンの再放送。新規サービスの提供ではなく、既存資産の有効活用の方が楽にできるし、効果もあるはず
ニッポン放送はラジオ局の中ではコンテンツ豊富

すると一方で「歌の大辞典」とかが必要なくなる?
でも、歌の大辞典こそプッシュ型だから良い

デジタル材はリピート活用が可能であることが非常に大きなメリット

ラジオのメインリスナーって誰?

あったらいいな、サービス:新聞には未来がある
紙媒体記事を串刺しで読みたい(一つの話題を読売、朝日、毎日、サンケイなどで串刺しで読めるサービスが欲しい)

ジャンルを選んでその記事を読売、朝日、毎日、サンケイが個別に配送してくれる。

ネット上では既に行われている=>紙にして欲しい。新聞は配達されることに喜び、価値がある。

新聞社からコンテンツを購入して他に流用することが新聞社側からは厳しい規制がかかっているので実現は難しいかもしれない

新聞配達員が何かを一緒に配送してくれる、または、何かを販売してくれるサービスって便利じゃない?(宅配便と新聞流通網の融合)

新聞配達を宅配便業者・生協に任せると新聞配達コストが下がるだろう

テレビの媒体でネットとコラボ
テレビの中でネットに移していないものって何?「ジャパネット高田」
ジャパネット高田を日本国民1億4,000万人全員がやる。全員が高田さん。ヤフーオークションだと出店者の信頼性が若干低い可能性がある。またライブの臨場感はない。ブログのインフラを活用。RSSフィードを活用。

レースクイーンのライブチャットならぬライブコマースってどう?

「広告を見る」という行為と「購買」行動のタイムラグをなくすようなテレビ広告をどんどん導入すべき

最後に、ライブドアの800億円の使い道について、800億円では安い!とのコメント、そしてその理由をいただいて会は閉幕。この最後のコメント&理由は超納得。。