2006年01月31日

時価総額経営自体は全く悪くない

今回のライブドア事件を受けて、

「時価総額経営なんてのはそもそも通用しなかったんだよ」
「時価総額なんて、アメリカ式の考えを日本に導入したことが間違っていた」

という発言を耳にする機会がありました。大体大企業の経営者やご年配のコメンテーターなどなどですが…

いづれにせよ、こういう発言最近多いですよね。で、私が思うには時価総額経営自体はは全然問題なく、今後もその流れは変わりません。ただ、単純に法律を超えてまで時価総額を増大させようとするとそれはもちろん間違いで、法の範囲内で時価総額を増大させることに関しては全く問題ない、というか、むしろそれが企業の目的ですよね。

ファイナンス101で勉強するとおり、

時価総額=株価x発行済み株式数

なのです。で、上記のように「時価総額経営なんてけしからん」と言っている大企業経営陣の方々は、ここ数年の株主総会では、「株価を上げるためにがんばります!」って喉が擦り切れるぐらいに言ってきたわけです。

株価を上げることは時価総額を上げることに変わりありません。つまり、時価総額経営が間違っているということは、株価を上げる経営が間違っている、ということになります。このあたり、分かって発言をされているのかどうか、すごい不安になってしまいます。

株主は自分が100円で買った株価をとにかく上げて欲しいのです。ってことは時価総額を上げて欲しいのです。ただ、法律を犯してその株券が紙くずになることは望んでいない、ただ、それだけですよね。

ご年配の方々のおっしゃりたいのが、「最近は株主価値最大化だけが叫ばれてきましたが、やはり、株主を含む、いろんな利害関係者の価値最大化に務めるべきですよね」とかであればまだ大丈夫です。

同様に、「M&Aなんて、やっぱりダメなんだよ」という意見も良く聞くようになりました。これもまた不思議で、おそらくここ最近の株主総会、投資家説明会では、どの経営者も「M&Aは重要な経営手法の一つです」とオウムのように繰り返し言ってきました。それが今となって、「いやいや、やはり日本の根源は製造業だよ。自分たちで工場作って地道に販売する、それができないとまずい」みたいな意見がまかり通ってくるとすごい不安です…

まあ、M&Aが一時的に沈静化することはあるかもしれませんが、そもそもほとんどのM&Aはまともな形でなされているわけですし、重要な経営上の選択肢であるということには変わらないわけです。ですので、法を犯したM&Aはいかん、と言うのなら分かるのですが、M&Aはいかん、というのはあまりに極端…

どうして、こんなブログを書いているのかって悲しくなるぐらい、悲しいですね…
posted by ちょう at 23:37| 東京 ??| Comment(3) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

健康保険のありがたみ。。

なんだか体調がやばそうな雰囲気… インフルエンザも流行っているんですよね‥?

で、問題なのは今月から独立して、まだ無健康保険状態なんですよね。手続きが面倒で先延ばしにしていると先にこうやって健康保険が必要になるタイミングが来るんですよね。。早く加入しないと。

まだそういえば生命保険にも入っていないし、転ばぬ先の杖、ってやっぱ大事なんですね。ちょっと一息つきなさいよ、っていうサインですかね。まあ、そういう時はそういう風にしてすごすのが一番ですよね。水曜日を乗り切れば何とかなりそうなので、あと、二日、持つかな‥
posted by ちょう at 00:06| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月29日

フジテレビがライブドアを買収できない理由

フジテレビの日枝会長がライブドアに関して、支援、買収なども匂わせるような発言に切り替わってきました。確かにライブドアの時価総額と、持っている資産価値を比べると、買収してもお釣が来るぐらいのレベルにまで株価は下がってきました。

それに加えて、放送、通信、インタネットの融合から新しい価値を創出できるのであればフジテレビが買収することもある?って思いがちですが、やっぱりこのシナリオは相当な大穴万馬券レベルで実現はしないでしょうね。その理由は、フジテレビがライブドアを買収すると

「ホリエモンに数百億円のお金が転がり込むから」

です。

ホリエモンはライブドアの株式を17.2%持っています。金曜日の終値ベースのライブドアの時価総額は約1,500億円。それの17.2%の価値は258億円です。つまり、フジテレビが今のライブドア株価でライブドア株式を100%買収すると、ホリエモンに258億円が転がり込むのです。

一方のフジテレビは今のライブドア株価だと、当初ライブドアに出資した株価に比べて株価は大幅安で、約250億円の含み損を抱えているのです。フジテレビだけが損してホリエモンには258億円が転がり込むってのは、まあ、フジテレビの感情論としては

「絶対にありえない!」

でしょうね…

ライブドアの株価が50円ぐらいに下がったとして、その時にフジテレビがライブドアを買収したとしてもホリエモンには100億円弱が転がり込みます…

「じゃあ、ホリエモン以外の株主の株式だけをフジテレビが買収すればいいじゃん?」

って声も聞こえてきそうですが、これは不可能です。今の日本でのTOB制度では、誰か特定の株主だけの持分を買い取らないことはできないのですね。

「じゃあ、どうして、日枝会長は支援や買収もありゆるような雰囲気を匂わせているのだ?」

ってことですが、これは以前にも書いたことですが、ライブドア非難やライブドアへの損賠賠償の話ばかりをすると、ライブドアの株価は下がり、自分たちの含み損が拡大するというジレンマを抱えているのですね。ですので、ライブドア株が上場廃止か上場維持かがはっきりするまでは「中立」の立場を取ることにしたということでしょう。

ライブドア株式が上場廃止になれば、あっさりとライブドアを切り捨て、上場維持であれば、今度こそ真剣に2社間での事業提携について協議し、実行し、ライブドアの価値を上げるように頑張るのだと思います。

ってことで、フジテレビは上場廃止か維持かが決まるまでは静観&様子見ですね。
posted by ちょう at 17:54| 東京 ????| Comment(6) | TrackBack(2) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

明日のズームインSuper

に、またちょこっとだけですけど、私の録画コメントが出ます。と言っても、5時半〜8時までの番組で、その中で5秒とか10秒ぐらいでしょうから、出勤前のバタバタで見逃す可能性のほうが高いと思いますが…

ま、一応のお知らせってことで、ハイ。
posted by ちょう at 17:39| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月28日

ホリエモン事件での与野党攻防

せっかく、ホリエモン事件という武器を手にしたのに、野党がふがいない、という声を結構多く聞きますよね。

私が不思議なのは、どうして野党は

「解散総選挙の再実施」

を求めないのか、ということです。

今の地検特捜部、メディアの論調としてはホリエモン&ライブドアはクロ。で、おそらくその流れってなかなか変えられないのだと思います。であれば、2004年10月時点でホリエモン&ライブドアがクロなら、ニッポン放送&フジテレビの買収に乗り出すことも出来なかったでしょうし、総選挙に立候補することも出来なかった。自民党の公認ではなかったものの、亀井氏との対決姿勢を明らかにすることにより、ホリエモンは「郵政民営化賛成」という姿勢を明らかにしました。

この前の総選挙は「郵政選挙」だと小泉首相は言っていましたよね。そこに、ホリエモンという若者を中心とした人気アイドルが、「僕も郵政民営化賛成です!」と言った訳です。ホリエモンに投票できたのは広島6区の人たちだけです。でも、ホリエモンが「僕も郵政民営化賛成です!」と言ったことによって、日本全国のホリエモンファンが自民党に投票したいたとすれば?

って考えると、私が野党の立場なら「あの選挙は無効にすべき!もう一度解散総選挙をやるべきだ」って言うかなと思いました。

「ホリエモンがこんなことになって、どうやって責任を取るんですか?!」

という攻めだとやっぱり弱いですよね。選挙は無効だったというのが一番効果的&手っ取り早い攻め手だと思うのですがね。まあ、実現性は極めて乏しいと思いますが、国民に「あ、そういえば自民党に投票したのはホリエモンの影響もあったなあ… 次回選挙ではもうちょっと冷静になるか」ぐらいでも思わせることができれば十分価値はあると思います。。。

私は、日本がいい方向に向かってくれれば自民党でも野党でもどの党が国政を担当してくれてもいいので、別段選挙をもう一度すべきだと思っているわけでもなく、単純に与野党攻防がある程度国政の道筋をつける上で重要なら、そういう理論展開もあるんじゃないのかな、と思ったので書いてみました。
posted by ちょう at 23:35| 東京 ????| Comment(7) | TrackBack(1) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日のウェークアップ!ぷらす

昨日の夜に大阪に行き、今日の朝の読売テレビのウェークアップ!ぷらすに出させてもらいました。朝7時〜7時半の間に来てください、ということだったので、ぺーぺーの私は当然一番早く行きます。

番組は8時からですので、1時間ほどあります。半分程度は番組の進行の打ち合わせをしながら、名刺交換やら雑談やら。順番に他のコメンテーターの方々も到着。最後に塩川正十郎氏が到着し、全員集合。塩川さんはテレビで見るよりもオーラがあって、オシャレ。なんだか品のいい感じが漂ってきました。そういう雰囲気ってなかなかモニター越しだと分からないですものね。

始まる直前に司会の辛坊治郎さんが「保田さん、初めてお目にかかりますね。どうぞよろしくお願いいたします」と律儀にご挨拶を下さって、私は恐縮しまくり。。。でもそうやって声をかけてくださるとこちらも気がほぐれるので、さすがの気遣いだなあ、と感心。

番組は辛坊さんがテンポ良くコメンテーターに話を振っていき、1つでも多くの観点から物事を見れるようになっていました。

1つ、辛坊さんがなさった質問でこんなのがありました。

「今回のライブドアの件ですが、これは当然あってはならないことなのでしょうが、ただ、実際のところはどこの企業でも大なり小なりこういう問題みたいなものはあるのでしょうか?」

この質問は一緒にゲストコメンテーターとして出ていた高木教授と私に向けての質問だったのですが、これは台本にはなかった質問で、とっさに「うわっ。答えにくい質問来ちゃったなあ」と思いながらも瞬時に自分なりの答えとしては、「投資組合の活用という意味では大なり小なりあります」ってのを用意したのですが、でも、そう答えると企業はやっぱり悪いことたくさんしている、みたいなイメージを与えかねないなあ、と思いながら、どう答えたものだろうと考えていました。

その質問が来て、答えを頭の中で用意して、どう答えるか考えて、という時間はおそらく1秒もないのですが、先に高木教授が答えてくださりました。あってはならないものだけど、でも、だからと言って全部なくなるわけではないので、大なり小なり、あってしまうこともあるだろう、という趣旨の答え。

おお〜、うまく答えてくださった〜!とホッと一息。で、私は組合の話に絞って答えたのでした。

短時間で簡潔にポイントを絞って答える、ということにフォーカスしたつもりですが、あまりに絞りすぎた点、早口だった点、などなどまたたくさん勉強させてもらいました。テレビはやっぱり難しいですが、でも、非常に楽しいですね。

今日一番楽しかったのはメイクでしたけどね(笑)。収録のときやインタビューのときはメイクはないのですが、今日はテレビ埼玉の時についで、2回目のメイク経験でした。

ファンデーションみたいなのを塗ってくれて、目の下のクマを隠してくれて、眉をちょっと書いてくれて、と、普段しないことなので、なんだかワクワクしてしまいました。テレビ埼玉のときは初めてのメイクだったので、「ええ〜?メイクなんて恥ずかしいよ」と照れくさっていたのですが、一度やられてしまうと、なかなか楽しいものです。
posted by ちょう at 23:20| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月27日

毎日が冒険

新装版 毎日が冒険
高橋 歩
4921132070


今月から独立して、ワクワク経済研究所LLPを立ち上げたのですが、そのご報告メールをみんなに送って、それへの返信をくれた人の一人が、

「ものすごくわかり易く、保田さんらしいと思いました。(全然関係ないのですが、)先日、サンクチュアリー出版の高橋歩さんの”毎日が冒険”という本を読みました。」

と言ってこの本の存在を教えてくれました。

全然関係ないと言っているものの、LLPの立ち上げに対する返信メールの中で紹介されているわけだけだから、きっと読んでみるべきだと思って早速アマゾンで購入。

で、良かったです。

中にこんなくだりがあります。

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希望に燃えて入社した会社でも、あっという間に組織に飲まれ、やりたいことも出来ぬまま、やらなくちゃいけないことに追われ、学生の頃の友達に久しぶりに会っても昔話しか出来ず、「現実は甘くないね。俺たちももう若くないもんな」なんて苦笑する。

結婚が近いので、生活の安定を守るために嫌な職場を辞めることもできず、毎日新しいこともなく、同じレールの上を行ったり来たり。満員電車ではチカンと間違われ、ちょっとぶつかったぐらいでイライラし、疲れた顔で週刊誌を読み、「金があれば、時間があれば」が口癖になり、苦笑いや営業スマイルが抜けなくなり、あっちでほめて、こっちでけなす二重人格者になり、お世辞やでまかせを言うことが平気になり、給料や小遣いの範囲でしか夢を描けなくなり、自分の10年後、20年後までもほぼ想像できるようになり、自分だけが夢や希望を失うのは嫌だから、他人の夢や希望までも鼻で笑うようになる。

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そんな人生はイヤだー!と思った著者が送った人生のお話なのです。もちろん私も含めた一般のビジネスパーソンが読む場合は、「いやいや、この人、特別だよ」、「だって、この人当時ハタチぐらいでしょ」と、特別な人の話として流すことも出来るのですが、なんと言うか、常に忘れてはいけない「人生への想い」みたいなものが書かれてある感じがします。

まあ、私は、気の向くままにテキトー人生を送っているので、「ああ、同じような感じだなあ」と共感しながら読んじゃったのですが、本の中で上記のくだりを読んだときにはちょっとびくってしてしまいました。
posted by ちょう at 09:21| 東京 ????| Comment(3) | TrackBack(1) | おすすめの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週土曜日朝8時、日テレ(読売テレビ)

「ウェークアップ!ぷらす」という番組に出てきます。日テレ系列の読売テレビの番組なのですが、唯一の関西発の全国ネット報道番組だそうで、なかなか楽しそう。

辛坊治郎さんが司会ということで、辛坊さんって頭が切れるなあと思っていたので、めちゃ楽しみです。あとは、関西出身の身としては、関西に行く用事ができるだけで十分に楽しみなのですがね。

実は土曜日の朝8時なんて絶対に寝ているのですが、先週に限っては奥さんを職場まで送りに行った後この番組を見ていたのですよね。そこで、もと財務相だった塩川正十郎さんとかが出ているのを見て、「おお〜、こんな番組もあるのね」と思っていた矢先でした。

ということで、関西でも関東でも流れるので、朝8時〜9時半ですが、もしご興味あれば見てくださいな。またライブドア関連ですが(って、それ以外で私が呼ばれる理由がないですからね)
posted by ちょう at 01:14| 東京 ????| Comment(3) | TrackBack(2) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週土曜日夜10時〜、テレビ埼玉

ビジネスウォッチという番組に出てきます。

こちらは今月からレギュラーコメンテーターとして使っていただけることになったもので、経済を分かりやすく伝えようという番組だそうです。もちろん埼玉のローカル企業の話題も含めて。

週に1回の番組でコメンテーターは何人かいるので、月に1度ぐらいしか出ませんが、話題は多岐に渡って、テーマも割りと自由に決めさせてもらえたりするので、楽しそうです。今回も台本を書かせてもらって、楽しかったです。今回はLLPについて、です。

でも、テレビ埼玉は、実は東京の私の家では映らないんですよね。埼玉在住の方、ご興味あれば見てみてくださいね。日曜日の11時半から再放送もやるそうです。
posted by ちょう at 00:58| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | イベントのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ライブドアの今後…

昨日と今日のテレビの収録で話したことなので、てっきり自分としてはブログでも書いたつもりでしたが、ブログには全然書いていないことに気付きました。

■ライブドア解体?

ってのは、当面ないと思います。今、ライブドアの子会社や資産を切り売りしても、バナナの叩き売り状態になるだけですから、ライブドアにとって今のタイミングで事業の売却は何のメリットもありません。

あとは、とにかく今はライブドア社員、グループ企業社員の同様を抑えて、日々の業務に支障が出ないようにするのが最優先課題。ですので、そんな時期に事業の切り売りを始めて従業員の不安をあおっても何のいいこともありませんしね。ってことで、今の経営陣の優先課題は社内統制ですね。

■株価の行方は?

基本的には下落傾向。日々のトレードでマネーゲーム的な扱いを受けて上下することはありますが、全体としては下降傾向だと思います。持っている資産との対比では100円を切ってくると、買収してもおつりが来るようになりますが、それまではとりあえず下落傾向だと思います。

■買収に名乗りを上げる企業はいつ出るのか

100円を切ってくるとお買い得になってきますが、それでもすぐには誰も買収に名乗りを上げないと思います。今、買収に興味を持っている人たちは株価が極限まで下がるのを待っていますね。極論すれば上場廃止を待っている状態。十分に低くなってから買収に名乗りを上げると思います。

今、名乗りを上げちゃうと株価の下落が止まってしまいますので、買収者にとっては高く買うことになりますのでね。ですので、買収に興味を持っている人たちは、他の人たちにも「誰もまだ名乗りを上げるなよ〜。自分たち以外にも買収に名乗りを上げてもいいけど、みんな、株価が下がるまで待ってくれよ。分かっているだろうな?」と思っているはず。

■フジテレビの態度の変化の理由

昨日まではライブドアに損害賠償請求を出すと、ライブドアとは完全に手を切ると鼻息の荒かったフジテレビの日枝会長が、今日になって、ライブドアの支援もなくはない、と態度を変化させました。その理由は2つかと思います。

1、フジテレビの株主からの訴訟リスク回避
2、フジテレビが有するライブドア株式の含み損の拡大抑制

フジテレビがライブドアに出資したのは「事業的なメリットがあるから」でしたが、そうもあっさりと事業提携を解消できるとなると、事業的なメリットもそもそもなかった、それに事業提携も全然進んでいなかった、というのを自ら肯定することになります。そうなると、フジテレビ株主は「株主のお金を無駄遣いしやがって!」と言って怒り出すわけですね。

ですので、そういうのを回避したいと思っているはず。

もう1つは、今はまだライブドアの役員は有罪とは決まっていません。にもかかわらず、「ライブドアに騙された!」と言ってフジテレビが騒いでしまうと、ライブドアのブランド価値をますます下げます。ブランド価値をますます下げると株価が下がる。すると、フジテレビが持っているライブドア株式の時価も下がり、含み損が拡大。つまり、自らで自らの首を絞めるのですよね。ですので、今日からは中立的な発言に変えたのだと思います。

■フジテレビが買収する可能性は?

やっぱりないと思います。昨日までの感情論が結局のところのホンネだと思いますので、M&Aは感情論であわないとうまくいきませんからね。
posted by ちょう at 00:51| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(1) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月26日

ランドセルで見る景気のお話

先週の日テレNEWS24のまーけっとNaviのコーナーは、ランドセルの話でした。これが結構目からウロコなお話でしたので、ご紹介。

ランドセル売り場なんて、普段は全然縁がないので行かないのですが、「ここはお花畑か?」と思うぐらいに色とりどりのランドセル。私が小学生の頃は黒、赤がほとんど。たまにピンクの子とか紺の子とかがいましたが、今はホントにいろんな色のランドセルがあるんですね。

やはり個性化の時代ということですかね。もちろん子供の方が「私は黄色がいい!」「僕は緑!」とかいろんな主張をするのでしょうが、一方で、子供って、親の自己表現のツールでもある気がするので「うちの子は特別よ」ということで、親が子供に黒や赤ではない色のランドセルを買っていたりすることもあるのではないでしょうか。

あとは、「自分が子供の頃にこんなにたくさんの色があったなら、私だったら黄色を選んでいた」みたいな、もし自分がタイムトリップできたらこの色を買っただろうな、なんて色を選んでいたり。

で、ランドセルの価格なのですが、今年良く売れているものの価格は45,000円程度だそうです。で、この価格は去年までと比べると1万円ほど高いそうです。ってことは、全体としての消費意欲が上がっているんじゃない?ってのが番組の内容でした。

最近は消費の2極化がよく言われていますが、中でも強調されてきたのは、高所得者層の高いもの買いでした。ので、消費意欲の拡大ってのはいわゆる中級層ではそれほどあまり実感できていないよね、と思っていたのですが、ランドセルの価格みたいなところでも、徐々に現れてきているのですね。

もちろん少子化の影響もあり、子供一人当たりにかけられるお金が増えてきた、ということもあると思いますが、今回のランドセルのお話、「な〜るほど!」と思ったのでした。

ちなみに今年の小学校入学児童数は約120万人、一方で、ランドセルの予想販売数は約100万。6人に1人はランドセルを持たないわけですが、「意外とまだランドセル持っている子が多いんだなあ」というのが私の印象でした。
posted by ちょう at 13:32| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 日テレNEWS24:まーけっとNavi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日も日テレ ニュースプラス1

で、私のちょこっとコメントを流してもらえるそうです。さっきお電話をいただいて、

「今日も大丈夫ですか?14時とか15時から収録できればと思っていますが」
「あ、全然大丈夫ですよ」

と、今までもほぼ毎回スケジュールが調整できてしまっているのですが、この人暇なんだなあというのがバレちゃうのもよくないので、もう少し「仕事をバリバリやっていて多忙でつかまりにくい人」みたいなイメージを持ってもらったほうがいいのかなあ、と考えたり(笑)

しかも今日もまたセーターだし。仕事モードでないことがバレバレ…

って、そもそも私の生活で仕事モードであることがほとんどないのですよね。仕事もプライベートも全部一緒で、全部楽しい感じなので。のでスーツ着ていても楽しいのですが、でも、セーターって楽ですよね。

まあ、私は「仕事バリバリ多忙」イメージを作るのは無理ですね。
posted by ちょう at 12:49| 東京 ????| Comment(1) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブログ書いているだけで人生終わっちゃうよ

って、うちの奥さんが笑いながら言いました。

「た、たしかに、そうかも…」

なんて思ったり…(笑)。最近はライブドアの件で、ダーッとブログを書いていたのですが、多分自分の感覚としては「わざわざ」書いている感じは全くなく、気がつくと書いているというか、なんか自然な行為なので、あまり時間を使っているという感覚もなかったのですが、奥さんの一言で「確かに、先週&今週は仕事もたまって、その分明け方まで仕事をしたり、なんだか忙しかったな」と冷静になったり。

で、思い出したのは徳力さんの「よくブログ(なんか)書いているヒマがありますね」っていうブログエントリー。このエントリーを読んだ時は、「確かにそうだよな〜、そういう感覚って共感できるかも」なんて思ったのですが、今回も奥さんの一言で、「う〜ん、書きすぎたかぁ」とか思っていたのです。

でも、ブログは趣味なんですよね、きっと、私にとって。書いているの楽しいんですよね。まあ、それを知っているからうちの奥さんも「そんな時間があったら、ちょっとは家のことしてよ」とか「もうちょっとお話相手になってよ」とかは言わずに、私に自由にブログを書く時間をくれているのだと思いますが。

ブログ書いているだけで人生終わっちゃうよ。うーん、ま、それもありですね、きっと。でも遅れている仕事、溜まっているメール、寝不足などなど、これらはいけないですよね… 「ブログアップしている(時間がある)くせに、メールの返信がない!」って言われるのが一番つらいのですよね。。
posted by ちょう at 08:49| 東京 ????| Comment(1) | TrackBack(1) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月25日

今日の日テレ ニュースプラス1

に、またちょこっと録画コメントが出ていると思います。って、今ちょうどやっているぐらいの時間なのかな… テレビが見られないので、自分ではどうなっているか確認できませんが、どなたか偶然見られた方はどんな感じだったか教えてくださいね〜。
posted by ちょう at 17:40| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ライブドアに関するカンファレンスのお知らせ

■RTCカンファレンスVol.9『ライブドア事件とこれから』
日時: 平成18年2月1日(水)19:30〜21:30
場所: NTTレゾナントプレゼンテーションルーム
千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビル20F 
地下鉄大手町駅A5番出口から直結
定員: 80名

ライブドアの件、一度整理して理解したい!って人、ライブドアの今後についてディスカッションしたいって人、さまざまいらっしゃると思いますが、そういう人たちで集まってカンファレンスをしようと思います。

私が近江商人JINBLOGの上原さんと毎月やっているRTC(Real Time Context)カンファレンスというものがあります。これは、その時その時の旬な話題を取り上げて、詳しい人をゲストスピーカーに呼んで解説してもらったり、みんなでワイワイとディスカッションしたりしています。ま、旬な話題のメディアでは分からないところを聞いてみよう、見てみよう、みたいなノリですね。

RTC.jpg

先週はこのカンファレンスで『バブルについて』ってのをやったのですが、その当日にライブドア家宅捜査、その後の東証混乱、みたいな流れになっているのですが、今回の事件の私たちへのtake awayって何かな?みたいなのを考えるきっかけになればな、と思います。

前置きが長くなりましたが、ご興味ある方は、ぜひご参加ください。どなたでも大丈夫です。毎回、初めての参加の方が結構多いですので。

スピーカーは3名の予定。まずは

○ 藤代裕之氏 (ブロガー、NTTレゾナント)
略歴: '96年広島大学文学部卒業後、徳島新聞社に入社。司法・検察担当記者を3年間務めた。現在はポータルサイトgooニュースの編集・企画担当を務める。
自身のブログ「ガ島通信」でインターネットとメディア、事件・事故とジャーナリズムとのかかわりについて独自の視点で論説を展開して人気を博する。著書に「ブログ・ジャーナリズム」。関連ブログエントリーは「東京地検特捜部の「劇場捜査」ここに極まれり」

他に1名、特捜部に詳しい方を現在調整中。そして、もう1名は私になります。まあ、私はおまけみたいなもんです。

前半はスピーカーによる解説やらお話やら。後半はみんなで言いたい放題やっていただこうと思います、ハイ。

最近は私のところにも個別での質問メール、相談メールなどがよく来ますが、今回の件は、ファイナンス面でもさまざま質問などあるかもしれませんので、当日のカンファレンスの前後は時間を取っておきますので、個別の質問に来ていただいてもいいです。

で、申し込みページはこちら

ドタキャン、オッケーです。

まあ、あくまでもお気軽な集まりですので、ね。

〜RTCカンファレンスは「FPNニュースコミュニティ」のアソシエイトイベントです。〜
posted by ちょう at 10:58| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(1) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月24日

日枝会長によるホリエモンへの究極の報復策…?

ふと思いました。。

例えば、ライブドア株価がドンドン下がって行って、時価総額がライブドアにある現金や子会社株式などの資産価値を下回った場合、株主にとっては誰かに安い株価で株式を買ってもらうよりも、ライブドアに解散してもらい、残った資産を全部現金化して、株主全員で分ける方がリターンが増える可能性もあるかな、と。。。

でも、ライブドアは今日新しく社長を任命しましたし、代表権は熊谷取締役に移転して、どうやら事業を引き続き行う様子。解散するなんて選択肢はなさそうです。

ってことは、会社の解散なんて考えるだけ無駄かな、と思っていましたが、1つ思い出しました。というのは、株主は持分比率に応じていろんな権利を有します。ざくっと以下の通りです。

『1% 株主総会への議題を提案できる』

つい先月のライブドアの株主総会では、1%以上持った株主が「配当を支払って欲しい」という株主提案議題を出しました。結局否決されましたが、このように1%以上持っていると「こんなことを株主総会で多数決にかけて欲しい」とお願いができます。

『3% 株主総会を開くように経営陣に請求できる』

1%持っていると議題を提案できますが、肝心の総会は通常は年に1度しか開催されませんので、3%以上持っている人は臨時に株主総会を開くように会社側に要求できます。

『33.3%超 会社の特別決議事項について拒否権を有する』

これはニッポン放送騒動の時にお勉強をしたので、覚えている方も多いと思いますが、会社の特別決議事項についての拒否権を有します。ただ、特別決議事項は、会社名の変更や他社との合併、取締役の解任など会社の存在に関わるぐらいに大きな事項だけで、数は少ないです。

『50%超 株主総会の多数決において、多くの議案を成立させることができる』

いわゆる、多数決を取れるってやつですね。取締役の選出、配当額の決定など、一般的な経営事項は50%超持っていれば意のままです。

と、以上までは大体良く知られている内容です。で、あまり取り上げられないですが、もう1つある基準が

『10%超 会社の解散を裁判所に請求できる(解散すべきかどうかは裁判所が判断します)』

ってのがあります。

ライブドアの株主のうち、10%超の株式を保有するのはホリエモンとフジテレビの2者のみです。

ホリエモンがライブドアの解散要求をするとは思えないのですが、フジテレビが解散要求をすることってあるのかなあ?というのが私の今の興味。

ライブドアの現金や子会社株式などの資産価値を下回る時価総額でライブドアがどこかに買収されるよりは、解散してもらって、残った資産を分けたほうがフジテレビの損失は少なくて済みますよね。

フジテレビが裁判所に「解散したほうが株主への損害が少ないので、会社は解散すべきです!」って請求すると、裁判所はどういう決断を下すのでしょうか…?

どうしてこんなことを考えたかというと、昨日今日のフジテレビ日枝会長のインタビューを見ていると、フジテレビはライブドア株式を持っていることにより、100億も200億も含み損を出しているのに、日枝氏の表情は含み損で悔しがっている雰囲気がないんですよね…

むしろ、余裕な印象。ちょっと口元に笑みもこぼれていたり…?

昨年のライブドア・フジテレビ戦争での、日枝・ホリエモンの口撃を思い返すと、あの当時は日枝さんはホリエモンをとにかく憎んでいたはず。で、その後表面上は提携していますが、もしも心の中で「将来のどこかで、ホリエモンをぎゃふんと言わせてやる!」という執念を日枝会長が持っているとすれば、今、ライブドアの解散要求を裁判所に出して、名実ともにライブドア帝国を破滅&消滅に追いやるというシナリオは、これとなく快感な報復かな、なんて思ったのでした。

あまりに不謹慎な想像で恐縮ですが、あのもったいぶったインタビューを聞くと、何かを企んでいるのではないか?と思ってしまいました。。

今のような状況で、フジテレビが裁判所に会社の解散を要求し、裁判所が「ライブドアは解散すべし!」って決断を下すことって、あるのでしょうか?どなたか詳しい方がいれば教えてください。
posted by ちょう at 23:55| 東京 ????| Comment(5) | TrackBack(1) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

明日朝、日テレ情報ツウ

に、ちょこっとだけ、私の録画コメントが出ます。朝8時からの番組。出勤前にお時間ある方はどうぞ〜。

夕方突然ご連絡をいただいたので、セーターでの収録でしたが。。
posted by ちょう at 23:14| 東京 ????| Comment(3) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月23日

ライブドア買収:本命サイバー・GMO、大穴楽天、超大穴フジテレビ

さて、こちらが私の今日の本題エントリーです。

おそらく先週から今日までは、投資銀行では各インターネット企業に対して「ライブドア買収のご提案」というようなプレゼンテーションを一生懸命やっていたと思います。ですので、今日の堀江氏逮捕の報を受けて、ライブドアを買収してもいいかな、という企業群が投資銀行とアドバイザリー契約を交わし、資金調達手法の検討をすることになるでしょうね。

場合によっては投資ファンドとの連合軍を組んでの買収ってこともありえると思います。

ライブドアが、ある程度の物的資産を持っているということに加えて、インターネット企業であればライブドアが持っている事業とのシナジーもある程度あるでしょうし、ネット企業による買収も可能性はある程度あると思います。

シナジーがある限り、投資ファンドが買収する可能性よりもあるのではないかと思っています。

では、どこがライブドアを買収する可能性があるかということですが、ライブドアを買収する場合はやはり最低数百億円は必要でしょうから、そうすると、買収側もある程度時価総額がある企業に限られます。そうすると

GMOインターネット
サイバーエージェント
楽天
ヤフー
ソフトバンク

ぐらいに限られてきますね。

ライブドアの創成期からの仲良しという意味ではサイバーエージェントとか?サイバーエージェントもGMOも最近証券会社を設立したり買収したりと証券業務へ参入しようとしたり、その他金融業務も手がけてたり考えていたりしますので、ライブドアの持つ資産は魅力的ですよね。渋谷に本拠地を構えるこの両社が六本木ヒルズに本拠を構えるライブドアを買収に乗り出す、という構図もなんとも言えないものがあります。

もしくは、楽天がライブドアを買収して、今までの犬猿の仲に終止符を打つか?敵を完全に食べちゃって完全勝利を収めるパターンですね。ただ、シナジーがどの程度あるかは若干分かりませんが。

はたまた、ライブドアの株式12.7%を保有するフジテレビがライブドアを買収して、ここでやっと放送と通信、インターネットの融合に乗り出すのか?!

さて、ホントに目が離せなくなってきました。もしかするとカネボウの買収劇よりもにぎやかな(不謹慎な表現ですが)買収劇が繰り広げられる可能性が出てきました。

と、以上全部私の勝手な妄想でした。
posted by ちょう at 22:40| 東京 ????| Comment(10) | TrackBack(2) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウルトラCはホリエモンによるライブドア買収

さて、株価が下がってライブドアが保有する現金や資産の価値を時価総額が下回ると投資ファンドがライブドア株式を狙うかもしれないという話を書きましたが、ウルトラCは

−ホリエモンによるライブドア買収

ですね。まあ、実現度合いは高くないですが、時価総額が十分に低くなった場合、ホリエモンが金融機関からお金を借りて、TOBを行いMBOでライブドアを自らの100%子会社化するってシナリオもあったりして…

まあ、そんなことしたらホントに非難轟々だとは思いますが。でも、逮捕されちゃうとさすがに外資系も含めてどの金融機関からもお金を借りることはできないでしょうが…

ま、あくまで究極のウルトラCですから。
posted by ちょう at 22:23| 東京 ????| Comment(1) | TrackBack(2) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

投資ファンドが虎視眈々と狙うライブドア株式

堀江さんたちが逮捕のようですね。ってことで、上場廃止観測が高まっていますが… ここで「おっしゃー!」と気合を入れているのは投資ファンドではないでしょうか?

2005年9月末時点でライブドアは約1,000億円の現金を持っていました。その後どれぐらい使ったかは分かりませんが、他にも上場している子会社やグループ会社を6社持っています。この6社の子会社やグループ会社の時価総額の合計は、今は株価が急降下したりしているのでなかなかフェアバリューをつかめませんが、数百億円はあります。

つまり、

「1,000億円+上場子会社&グループ会社の時価総額のうちライブドアの持分パーセントの合計がライブドアの時価総額を上回るとき」

こういうときは誰が登場するかというと?

じゃじゃーん!そうです、村上ファンドのような存在です。

時価総額に比べて保有現金や現金性の高い資産が大きいときは、その会社の株式全株を買い付けたとしてもおつりが来ます。これは今までの村上ファンドの数々の投資で学んできました。

ライブドアの時価総額は、株価x10億がざくっとした数字です。例えば今日の終値での株価はストップ安の256円、時価総額は2,685億円。ですので、株価が200円になれば時価総額は大体2,000億円程度ですし、100円になれば1,000億円程度です。

もし、ライブドアが2005年9月末時点から現金をほとんど使っていなかったと仮定すれば、現金は1,000億円ありますので、株価が100円を下回れば、ライブドア株式を全株買ってしまえば、おつりが来ます。おまけに上場子会社6社の株式もついてきます。他にも上場していない子会社なども来ます。

これらは静的な物的資産ですね。つまり、現金やら子会社株式やらという資産。一方で、ライブドアの現業が稼ぐ利益、キャッシュフローも存在します。もちろんライブドアのブランドが既存毀損されていますので、今までと同じような利益とキャッシュフローを稼ぐことはできませんが、それでもいくばくかの価値はあるはずです。

現金1,000億円+上場グループ会社6社の時価総額+未上場会社の価値+ライブドア本業からの収益=いくら?

って世界ですね。さて、投資ファンドはライブドアを今買収するとすればいったいいくらが適正だと思っているのでしょうか。

非常に興味深いですね。

ということで、整理ポストに入ってライブドアの株価が下がりすぎると投資ファンドが登場するかもしれません。私が投資ファンドの立場であれば、整理ポストに入って、上場廃止数日前ぐらいまで待って、もしくは上場廃止まで待って、その後にライブドアの全株式を買収してもおつりが来る、と判断すればTOBをかけると思います。

目が離せなくなってきました。

ということで、簡単に言いますと、ライブドアの株価、100円を切ると一波乱起きるかもですね。

ただし、もし本当に投資ファンドが安値でドッカーンと全株式を買い占める場合、ライブドア株式を持っていた個人投資家の恨みつらみは相当なモノだと思いますので、いくらファンドがレピュテーションなどと関係ないとは言え、実際にこの案を実行するには相当の勇気が要りますよね。村上ファンドの場合は、今まではコーポレートガバナンスがうまく行っていない企業の株式取得は積極的に進めていましたが、こういうケースは微妙ですよね。

まあ、でもみすみす上場廃止となるよりはとにかく価格がついて売却できるほうがいいですかね。

村上ファンドは分かりやすいので、例として名前を出しましたが、誰も最初に名乗りをあげて悪役は引き受けたくないので虎視眈々と「誰かがTOBをしたら対抗ビッドを出そう」と思っている投資ファンドは少なくないかもしれませんね。
posted by ちょう at 21:37| 東京 ????| Comment(7) | TrackBack(1) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする