外資系証券会社を辞めて起業し、2004年3月22日に立ち上げましたソーシャルネットワーキングサイト
「トモモト」ですが、この度、2006年3月10日を持ちまして閉鎖の運びとなりました。今まで支えてきてくださった皆様、ありがとうございました。ご登録いただきました登録情報などは責任を持って破棄させていただきます。
本当にありがとうございました。いくら言っても言い足りないです…
そして、偉そうなことを言って立ち上げたにもかかわらず、そのバリューを提供できずに申し訳ありませんでした。
2004年は月に2回、トモモトラウンジという形で麻布十番のカフェバーでメンバーの皆様の交流の場を提供させていただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。最後にもう一度あのトモモトラウンジをやってみたい気もしたのですが、まあ単なる自己満足に終わるだけだな、と思いやめておきました。
個人的には、あのタイミングで起業して、そのネタとしてソーシャルネットワーキングを選び、そしてその後のさまざまな出会い、キャリアの方向性、そして自分発見へとつながったのは非常に大きかったです。自分にとってはかけがえのない人生の機転で、結局は究極の自己表現ツールだったと思います。
以下は、自分用の記録です。
2003年の今頃、当時の私は、「何か新しいことをやってみたいな」と考えていて、以下の4つをイメージしていました。
1、英会話学校経営
2、保育園経営
3、ルームシェアのマンション経営
4、友達同士で情報、知識、アイデアが共有できるコミュニティ運営
1〜3はどれも儲からなさそうだなあ、と思いつつ、4で何かないかなと思っていました。そして、2003年5月ごろにリーマン・ブラザーズ証券のニューヨークで一緒に働いていた同僚から、「アメリカではこんなのが流行っているよ」と教えてもらったのがソーシャルネットワーキングサイトでした。
「うおー!これだ!」と思って、2003年夏から準備して、2004年3月にUBS証券を退社し起業し「トモモト」を立ち上げました。2004年3月に起業したときの会社のウェブサイトに載せていたコメントはこんなのでした。
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日本の社会には閉塞感が漂っていると思います。この閉塞感は政治、経済、大企業のどれかが打破してくれるんだと思っていましたが、どうもその様子ではないです。じゃあ、どうするのか、日々この閉塞間の中で「どよん」として生活していくのか、あるいは何かをするの。。
結論としては個人レベル、友達間レベル、草の根レベルから生活を楽しく生き生きしたものにするのが私たちにとって、そして周りの人たちにとっても幸せなのではないかと思いました。友達の友達を紹介してもらって新しいことを発見した、楽しかった、そんな経験は誰にでもあるでしょうし、そもそも今の生活が楽しいのも友達のおかげ、そんな風に当社は考えています。その意味でソーシャル・ネットワーキングは大きな可能性を秘めていると思います。
一番活き活きしているべき20代、30代を「どよん」とすごすのはいやだ、上司の顔色を気にして萎縮して仕事するのもやめようよ。学生のときに息巻いていた自分はどこかに行ってしまって、気がつくとなんとなく角が取れてしまって。。。でも、家族、社内での地位など、守るべきものがドンドン出てきたので仕方ない。確かに仕方ないかもしれませんが、それってちょっと言い訳っぽいかも。どんな状況になっても心にロマンを持って、こだわりもって生きて行こうよ、それが当社のメッセージです。
飲みに行ったら仕事の愚痴を言う、のではなく、何かワクワクする話題がある、そんな生活にしたい。本当に自分が「ああ、この時間最高」とか「この時間楽しい」って思える時間を増やしたい。別に毎日ディズニーランドに行く必要はないし、毎日最新映画を見る必要もない。そうではなく、ほんのちょっとした発見、ちょっとした喜びが日々の中にある、それだけでいいのだと思います。そのほんのちょっとした発見、喜びはトモモトでざっくざっく出てきます。当社では友達間での触発が存在すると思っています。
みんなそれぞれそれなりの年月生きてきて、その中でいろんなものを吸収してきたはずであり、持っている才能、能力、知識、智恵、などは結構すごいものがあるはずです。ただ、普段の生活の中で登場するのはほんの一握りであとは眠っているかどこか片隅に忘れられているのだと思います。それらをオフライン補完型ソーシャル・ネットワーキングであるトモモトでお互いに友達同士で引き出しあうことによって毎日の生活がちょっと楽しくなると思います。
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その後も私の頭の中はほとんど変わりませんでした。2004年8月のブログから…
トモモトを作った理由、それは日本の閉塞感を打破するため、みんなが心にロマンを持って生きていける環境作り、です。それをするためのツールとしてのソーシャル・ネットワーキングであり、ソーシャル・ネットワーキングサイトを作ることが目的ではないのです。
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そして、会社サイトのメッセージも2004年8月に変わりましたが、本質は変わらず…
個人的にはエリートと呼ばれるキャリアパスを歩んできました。仕事は刺激的で楽しかったものの、自分ひとりがエリートになっても面白くないと気づき始めました。どうしてかな、と考えた時、それは社会全体が「どよん」としているからだと気がつきました。その閉塞感は政治、経済、大企業のどれかが打破してくれるんだと思っていましたが、どうもその様子ではありませんでした。それでは、自らが、その「どよん」を打破する小さな力になりたい、そう思って起業しました。
個人レベルから生活を楽しく生き生きしたものにするのが私たちにとって、そして周りの人たちにとっても幸せだと思います。私たちはみんなそれぞれそれなりの年月生きてきて、その中でいろんなものを吸収してきたはずであり、持っている才能、能力、知識、智恵、などは結構すごいものがあるはずです。ただ、普段の生活の中で登場するのはほんの一握りであとは眠っているかどこか片隅に忘れられているのだと思います。それらをお互いに引き出しあい、活用しあうコミュニティを作りたいと思ってトモモトを開始しました。
トモモトは今後の当社事業における第1フェーズでしかありません。第2フェーズ以降、私の頭の中には閉塞感打破のために具現化したいアイデアが満載しています。今の状況が楽しくて仕方ありません。当社の形成するコミュニティメンバーとこの楽しさを共有できれば非常に幸せに思います。
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結局、第2フェーズは実現できずに終わってしまいました… ただ、今の自分の人生そのものが第2フェーズなのかと思っています。
そして、2004年10月にソーシャルネットワーキングのあり方、というプレゼンテーションで自分の考えをまとめてみました。
こちらのブログ。振り返ると、この時点で自分の中ではある程度「トモモト」というものが完結していたというか、自分発見をしたという感じでした。「お前の自分発見なんかにつき合わさせたのかよ!?」と怒られそうですが…
今まで支えてくださった皆様にとにかく感謝です。
最近は景気も良くなってきて、政治も当時に比べると国民の関心が高まっていますよね。閉塞感というのはある程度解消されたと思います。その中で自分が今後どう生きていくかですが、それはやはりワクワク感の追求なんだと思います。そして、日々の発見の相互提供、人とのコミュニケーションによる知識、情報、アイデアの共有&触発。これらは自分にとってのLife Time Workです。
ワクワク、発見、気付き、そして楽しみを公私で提供し、提供されるような環境に引き続き身をおきたいと思います。