2006年02月28日

ライブドア:ホントは解散コンサートを開きたい?

「みんな、ありがとう!ありがとう!私はモーニング娘。として活動したこの期間、この思い出は一生の宝物です!」

こういうような台詞とともに、後藤真希、石川梨華、中澤裕子など、往年のモーニング娘。のメンバーは卒業コンサートを最後に卒業していきました(正確にはどんな台詞を言ったのかは知りませんが)。

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モーニング娘。のいちファンとしては、また往年の人たちで再結成とか、まあ、いろんな展開をして欲しいなと思ったりするわけですが、モーニング娘。本体はまだ解散していませんので、解散コンサートはありませんね。

で、ライブドアグループ。

傘下の子会社が離脱をしたい、と言い出したというニュースがしばらく前から流れていますが、離脱をするに当たってのシナリオは

1、自社の株式を他の企業に買ってもらう(他の企業の子会社になる)
2、他の企業と合併する

のどちらかですね。1にしても2にしても株主総会で決議を取ることになりますが、1の場合は別の会社の子会社になるだけですので、翌年以降も会社として存続し、その会社としての株主総会も毎年開かれます。ただし、2の場合、合併した後は、元の会社は消滅しますので、その会社として株主総会を開くことはもうありません。つまり、最後の株主総会、サヨナラ解散コンサートなわけです。

思い起こせば1998年。長銀こと日本長期信用銀行が破綻しましたが、破綻の直前に定時株主総会を開いています。その総会の時点では経営が相当危ない状態あることは皆が知っていましたが、まだ破綻していたわけではなく、総会も会社解散や破綻は議題にはありませんでした。

このとき、私はリーマンブラザーズ証券にいましたが、この株主総会に私の当時の同期が出席してきました。会社に戻ってきた彼に、

「どうだった?」

と聞いたのですが、

「ノリは解散コンサートだったよ。僕にはみんながペンライトをかざしながら右に左に手を振っているのが見えたよ」

とジョーク交じりに答えていたのですが、その後長銀は破綻してしまいましたので、あれが実質的に最後の株主総会、そう、解散コンサートだったわけです。

で、ライブドアの件ですが、私は「ライブドア最後の株主総会」という名の解散コンサートを開いて他社と合併というシナリオを経営陣は一番望んでいるのではないかと思います。他社への売却&子会社化ですと、ライブドアという会社は存続してしまうので、株主総会は毎年開く必要があるでしょうし、株主総会を開くたびに株主から「損を返せ〜!」と経営陣はののしられるわけです。

ですが、同じ他社への経営委譲でも、合併の場合はライブドアという会社は消滅します。ですので、ライブドアとしての株主総会はもう開かなくて良くなるのですね。ですので、合併決議を取る株主総会が最後の株主総会、つまり、「サヨナラライブドア!株主のみんな許しちょんまげ!メモリアル解散コンサート!」

となるわけです。場所は東京ドーム辺りでしょうか?年末のライブドアの忘年会ではハードゲイに扮した人が登場したということですので、最後は本物のHGでも呼んで

「合併フォー!!」

とでも叫んでいただいて閉幕、という流れなんていかがかと思います。

さて、この解散コンサートの入場チケットですが、このチケットはチケットぴあでは残念ながら買えません。ただし、まだ市場で取引されている株を買っておけばそれが入場チケットの代わりになります。

ということで、可能性は高くはないにしても、次回株主総会が解散コンサートになるかもしれません。3月末に向けて、入場券代わりに株を買い求める人たちでライブドア株価が上がったりして…

で、チケット(株券)を買い忘れた人が、株主総会直前になって「やっぱ最後の株主総会は見たい!だって解散コンサートなんだもん!」と思っても、もうその頃には株式が上場廃止になっていて、株券が買えない。だからヤフーオークションで「ライブドアの株券売ってください!」とかやったりして…

いやいや、想像はつきませんね。
posted by ちょう at 15:11| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

LLPについてのまとめ資料

一つ前のエントリーの続きですが、LLPに関する勉強会をするかプレゼン資料を作りますって、偉そうにこのブログで告知してから早いものでもう1ヶ月以上ですね… 遅くなってすいません。LLPについての簡単なまとめ資料を作りましたので、アップしておきます。多分これぐらいが分かっていれば十分で、書店でLLPの本とか読む必要は特にないと思います。

LLPについて 〜ビジネスパーソンのための簡単LLP講座〜(PDFファイル)

中身は半分ぐらいは一つ前のブロブエントリーと一緒です。

名前の通り最低限知っておけばいいかなというものを網羅したつもりです。もっといろんな細部をカバーすることもできるのですが、ページだけがたくさんの自己満足プレゼンを作っても意味がないのでとりあえずこちらで。

追加で「これはどうなっているの?」とかとかの質問などあればページを加えていくことで対応したいと思います。ということで、質問などあればいつでもコメント&ご連絡ください。

どこででも手に入る情報ばかりですので、使えるかもというページがあればご自由に転載転記してください。
posted by ちょう at 23:47| 東京 ????| Comment(5) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LLPの税金上のメリット

昨年8月より設立が可能となった新しい事業形態のLLPですが、税金上のメリットが存在することが一番大きいと言われています。どのようにメリットがあるのか、図解を作ってみました。

■通常の株式会社の場合

出資者2人で株式会社を設立したとします。出資比率は20%と80%。

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事業を1年行って、利益が出ました。会社は法人ですので、利益に対しては税金がかかります。法人税は大体40%前後です。出資者には税金を支払った後の利益が配当という形で出資比率に応じて支払われます。

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これはあくまで税金を支払った後の全額を配当にまわした場合ですので、最大ケースです。内部留保があれば、その分は配当ではなくて、会社にキープされます。

で、出資者が配当を受け取る時ですが、株式投資をしている方ならご存知の通り、配当に対しても税金がかかります。こんな感じ↓

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配当に対する税金も支払った後にやっと出資者には純所得が入ってくるわけですが、それは以下ですね。

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ということで、企業としては税前利益を100上げていても、最終的に出資者の懐に入ってくるのはその半分以下です。これは、法人税と配当課税のダブルタックス(2重課税)の影響でこんなに小さくなってしまうのですね。

■LLPの場合

全く同じように出資者2人でLLPを作ったとします。出資割合も20%と80%。

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で、1年後に株式会社の例と同じように税前利益で100を上げたとします。でも、LLPは法人ではないので、法人税はかかりません。したがって、この100の税前利益がそのまま出資者に配分できる最終利益となります。

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で、この例では最終利益を出資比率に応じて20と80に分けて配分していますが、この利益配分もLLPの場合は収益によらないでも良くなっています。つまり、20%しか出資していない人も収益の半分を稼いだだろうと思われる場合、利益を50と50に分けてもいいのです。この利益配分が柔軟なこともLLPの大きな特徴です。

あ、あとは、この最終利益、株式会社の場合は一部を内部留保という形で会社にキープしておくことができました。でも、LLPの場合は、利益が出た場合は必ず全額その年に出資者に全額配分することとなっています。これも違いですね。

で、収益が出資者に配分されたあとに、出資者には所得税がかかります。株式会社の場合に、出資者に配当課税がかかったのと同じですね。ただ、今回は所得税です。

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上記例では所得税は20%を想定しています。

で、最終的に出資者に残る純所得は↓のようになって、これを株式会社のケースと比べるとそのメリットは一目瞭然。

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おお〜、この差額はどこから生まれたんだ?!ってことになりますが、税務署にどれだけ持っていかれるかの違いです。恐るべし、ですよね。

1つ補足すると、LLPの際、出資者に利益を配分したときにかかる所得税率はその人の他の所得との合計所得に応じて10%〜37%まで変化します。所得が多いほど所得税が高いので、所得税率が高い場合は、LLP形式を用いるタックスメリットは小さくなりますが、それでもダブルタックスを避けることは可能です。

というのがLLPに関する税金上のメリットですね。ウムウムたしかにメリットがありそうだ、ということですが、実際にはLLPの活用はまだそんなに進んでいません。

ということで、じゃあ、他にLLPにはどんなメリットがあってどんなデメリットがあるんだよ?!ということを資料にまとめましたので、それは別ブログで上げておきます。多分このエントリーは画像だらけで重くなっていると思うので…
posted by ちょう at 23:18| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

次回RTCカンファレンスは3月22日(水)

第10回RTCカンファレンスですが、3月22日(夜)夜@大手町にて行うことにします。RTCカンファレンスってのは、私と近江商人JINBLOGの上原さんとで毎月、旬なニュースや話題を題材として、そのトピックの本質、裏側、違った視点を見てみようというイベントです。

毎回50名〜80名ぐらいの参加をいただいていますが、毎回いろんな人が来て楽しいです。

次回のトピックスなどの詳細はまた近日中にアップしますね。とりあえずご興味ある方はその日の夜、空けておいてください。

あと、「こんなトピックはどう?」ってのは随時受付中ですので、言ってくださいね。

追記
以前は3月15日とご案内していましたが、会場の都合上22日に変更しました!
posted by ちょう at 16:56| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | RTCカンファレンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月26日

何でもかんでもSOX法っておかしい…

日本版SOX法と言って騒いでいますね。サーベンスオクスリー法の略でSOXですが、もともとはサーベンスさんとオクスリーさんが作ったアメリカでの法律なので、2人の名前を取ってサーベンスオクスリーと呼ばれています。

もともとこの話題がホットになったのは、エンロン事件の後です。3年前ですね。粉飾決算で崩壊したエンロンでしたが、その後、企業はもっと株主に対して責任を持つべきだという声が高くなり、アメリカの上場企業では、CFOが

「うちの会社の決算は健全です!」

という宣誓書を提出することが義務付けられるようになったというのがそもそものSOX法です。

当時私はUBS証券にいましたが、アメリカに上場している日本企業を中心にSOX法とはそもそも何かというのを説明して廻っていました。日本企業といえどもアメリカで上場している限りは例外ではない、ということになったわけです。

ただ、アメリカの場合のCFOと日本企業のCFOってそもそも役割が違いますよね。日本の場合はサラリーマンCFOなわけです。サラリーマンCFOがそんな宣誓書を出すってのはリスクとリターンで考えると全くペイしないわけです。リスクだけが大きすぎる。

説明して廻った日本企業では、

「うちの会社だと誰が宣誓書を出すことになるんだろう?」
「ああ、財務担当役員にそんなことお願いできないなあ。でも、ましてや社長にもお願いできないなあ」
「アメリカ企業ではない日本企業でも、どうしてもそんなことしないといけませんか…?」

というような反応でした。

そもそも粉飾決算なんてあってはいけないはずだし、ありえないんだからそんな宣誓書を出すなんてちょろいもんじゃん、と思ってしまいますが、企業はどこで何が起こるかわかりませんからね。大企業のCFOが自社の末端に至るまで全部把握しているわけでもありませんからね。そんな宣誓書誰もサインしたくないですよね。

と前置きが長くなりましたが、上記が元々のアメリカでのSOX法導入の流れです。

で、3年後、今日本では「日本版SOX法」と言って騒いでします。本来のボトムラインは、コーポレートガバナンスをキチンとしましょう、ってことだけなので、それだけで十分なはずです。ただ、コーポレートガバナンスで不安を煽って商売をするやり方はもう通用しなくなってきたので、じゃあ、次は新しいSOX法というワードで翻弄して商売をしよう、という印象が強いです。少なくとも私には… 

いわゆる日本版SOX法と呼ばれているものは、結局はコーポレートガバナンス、コンプライアンス、そして個人情報保護法まで全部ごちゃ混ぜにしていますよね。それでセミナーやら本やら出てきても、不安を煽っているだけにしか思えないんですよね…

目新しい言葉で一般の人たちを愚弄して、お金をむしりとるって行為がどうも腑に落ちない。でも、まあ、セミナーとかって全部そうですものね。
posted by ちょう at 20:30| 東京 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営、経済ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

可決されちゃった三洋電機の増資案

スーパーで300円で売っているイチゴがあったとします。一般の買い物客はそれを300円で買うわけです。一方で、そのスーパーはウラで特別に3人だけにイチゴを70円で販売しているのです。その3人は70円で買ったものを100円で売れば30円の利益が出ますし、まして300円で売れば230円も儲かるわけです。

つまり、その3人はタダでお金儲けができますね。ってか、300円でイチゴを買っている人をスーパーは完全にバカにしているわけです。

これは、昨日決議された三洋電機の増資のお話のたとえ話です。こんなアホな話があっていいのでしょうかね…。

前置きが長くなりましたが、昨日の三洋電機の株主総会で優先株の発行が承認されました。こんなのを実施する企業ってどうかしているのではないかと思ってしまいました。株主を馬鹿にしているなあ、という感じで。

もちろん倒産してしまうと今の株主はライブドアの株主と同じように株価が急落して困るので、倒産してもらっては困ると思いますが、今回の優先株の発行はそれにほぼ近い内容です。

実は私も三洋電機の株を以前持っていて(今はもう売却してますが)、株主総会の出席書が送られてきました。今回は怒りをぶつけに総会に出席しようかと真剣に思いましたが、総会が大阪だったため諦めたのですが、もしかすると否決されるだろうと思っていたのです。でも可決されてしまいましたね。やっぱり総会に行って声が枯れるまでブーイングをすべきだったな、と思いました。

外資系証券会社にいたときに、いろんなニュースを見てはよく同期と「あの企業はカモにされたな」と話していましたが、今回はまさにそんな感じですね。三洋電機は完全に機能不全。収益を全部大和証券、住友銀行、ゴールドマンサックスに吸い取られますね。

そもそも優先株なんて、一般の個人投資家には分かりにくいわけです。今であればまだMSCBの方が分かりやすいですね。三洋電機の株主の大半は個人株主です。個人株主にとって分かりにくいディールをするのであれば、キチンとした説明責任があるでしょうし、そもそも、それ以外の選択肢がなかったのかもっと追求する必要があるかと思います。

そもそも、これほどの悪条件の優先株を発行する必要があったのか、他に手法はなかったのか、疑問だらけです。明らかに他の選択肢があったはずです。少なくとも既存株主にもっと配慮した資金調達手法はあったはすです。ってか、ありました。

それに今すぐに3,000億円も必要だったとは思えないです。条件の悪い資金調達をするならば、現時点で本当に必要最低限の資金だけを調達すべきです。

スキームの詳細はおいておいて、今回の資金調達は大和証券、住友銀行、ゴールドマンサックスに一株70円で株式を発行して増資をします、というものです。それを決めた時点での三洋電機の株価は300円程度です。それをその3社は70円で買えるわけですから、当然おいしいですよね。一方で普通に300円で三洋電機の株式を買っている株主にしてみるとやるせないですよね。

そういうフザケタことすんなよ!って、村上ファンドあたりに立ち上がってもらいたかった案件でした。

いや〜、しかし考えれば考えるほどにひどい案件です。金融機関も節操がないですね。。
posted by ちょう at 02:20| 東京 ?J| Comment(4) | TrackBack(1) | M&A、株式市場ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月24日

ライブドアを買収するタイミングと意外な盲点

TBSのある番組では「20社以上がライブドア買収に関心を示す」ということのようですが、「じゃあ、いつ買収に名乗りをあげるんだよ〜?」ってことになりますよね。

上場廃止が発表されると、ライブドア株式は整理ポストに移行し、1ヶ月間の売買期間の後に上場廃止になります。で、いつ名乗りを上げるのかですが、これは、上場廃止が発表されてちょっとしてから上場廃止ちょっと前までになると思います。上場廃止直前や上場廃止後だと遅いですね。

上場廃止の直前、もしくは上場廃止後になってしまうと、その時点でライブドア株を持っている人は、ライブドア再上場まで株式を保有すると決め込んでいる可能性が高くなります。

そういう人たちが増える前に株式を買い進めておく必要がありますね。つまり、株主が再上場までライブドア株式をキープすると決め込む前ぐらいのタイミングで買収に名乗りをあげないと遅くなってしまいます。ということは、整理ポストに移行してから2週間とかになるのですかね。

で、どうやって?ってことですが、最初からTOBをかけてしまうと、TOB合戦になって買収価格が上がっていく可能性がありますし、また、TOBをかけると通常、株価はTOB価格を上回って推移します。それでも、最終的にはTOBが成立するケースが多いですが、今回のようにマネーゲームの対象となっている場合は、TOB価格を株価が上回っていると、TOBが成立しないリスクもあります。

ということで、まずは市場でドンドン買い増して行って、ある程度買ってからTOBという流れが一番いいと思います。現在のライブドア株の1日あたり出来高を見ていると発行済株数の数パーセントですので、1週間もあれば結構なボリュームの株式を購入できるのではないかと思います。

先日の夕刊フジの記者の方ともこのような流れをお話していました。で、今週、友達と話していたのですが、

「TOBはやらないんじゃない?だって、すっごいコストがかかるよ」

と言われて

「おお〜、そうか!」

と意外な盲点を教えてもらいました。

ちょうど今朝の日経新聞で、ライブドアが上場廃止になった場合は株券を刷って各投資家に実際の株券を渡さないといけないので、1億円ぐらいのコストがかかるって記事がありました。どうしてかというと、株主数が多すぎるから。22万人ですものね。

確かに上場株の場合は、株券を受け取ることはないですよね。バーチャルで対処しています。それは証券取引所でのスピーディな売買をするための便宜性のためですよね。でも、上場廃止になると、実際に株券を刷って、郵送して、といろいろと手間がかかりますね…

TOBの場合は、TOBの事務作業を証券会社に取り仕切ってもらう必要があります。各株主が証券会社に出向いていって株を持っていることをお知らせして、持っている株数に等しいお金を受け取るわけです。誰が一体何株持っているかなんてのをつき合わせたりするこの辺の事務作業はとにかく煩雑。で、今回は株主数が22万人と異常に多い。そんな煩雑な作業をどこの証券会社もやりたくないだろうし(大して儲かるものでもないし)、買収側企業もそのコストは勘弁!と思うだろう、ということです。

確かに確かに。。。

じゃ、どうやって買収するんだろうね、という話になったのですが、

「合併は?!」
「いや、合併も結局は同じことだよね。株券を交換する必要があるから煩雑な作業が待っている…」

と、結局どの手法を取ったところで、22万人という異常な株主数のお陰で買収側企業には手間暇コストが普通の買収案件よりも数倍かかりそう。

「つまり、22万人もの株主を作った時点で、究極の買収防衛策だよね」

という友達のコメントがちょー納得でした。実際、発行済み株式数は10億株ですので、1株1円だとしても時価総額は最低10億円なんですよね。存在しているだけで最低10億円の価値はある企業になっているわけです。これもすごい。。。

ってことで、市場で粛々と買い進めていくのがいい、ということになりますが、買収者は5%以上を買った時点で公表しないといけないですし、5%ルールで開示すると「お!買収者が現れた!」ということで、投資家が値上りを期待してウワーッとライブドア株を買いに走り、そうすると買収者の買収金額が上がって、逆効果、ってことで。

まあ、ファンドの場合ですと5%ルール上の開示は規制がゆるいですから、5%を取得してから開示まで相当期間がありますので、みんなが知らないうちに気付いたら数十パーセント持っていた、ってぐらいはできそうですが。

う〜ん、こうなると、丸々の買収はめんどくさそう。やっぱり一つ一つの事業を営業譲渡で買ってくるのがいいよね、ということになりますか。売る側にしてみるとそれはそれで面倒ですけどね。。
posted by ちょう at 18:16| 東京 ??| Comment(5) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月23日

ブログが雑誌になる時代

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東洋経済がブロガー30名を記者とした時事ネタを中心とした雑誌を刊行し、今週発売しました。先月、編集長をはじめ、スタッフの方々と当雑誌に関しての意見交換をさせていただく場があったのですが、やはりこうやっていざ雑誌になって出てくるとなんだかうれしいですね。

で、出来上がりを見てみて、賛否両論思うことは多々あるのですが、結論的にはワンコインで買える(480円)紙メディアとしては、「買い!」だなと思います。網羅されているネタは多岐に渡りますし、新しい発見的な記事も結構多いです。興味ある方はぜひ手にとって見てください。私は意見交換をしただけで印税も入ってきませんので、立ち読みでも十分です(笑)。

おそらく既存の雑誌出版社がブログを雑誌にしたというのは初めての試みだと思います。その行為は非常に画期的ですね。一方で、まだ始まったばかりですので、もっとこうしたらいいのに、と思うところも多々あったり。

目次はざくっとこんな感じです。太字は私が特に面白かったなと思った記事です。

ホワイトデーのチョコ
花粉症

ワールドカップ
アカデミー賞
日食
モバイル
ライブドアショック
団塊の投資
円相場
株ブログ
耐震構造
ポスト小泉
公務員
イラク
少子化
教育
食の安全
ワンセグ
演劇
名古屋経済
上海の自転車事情
トリノ


上記興味レベルの差は以下が理由かなと思います。

1、書体
2、既存メディアとの差別化
3、記事のターゲット読者が不明

まず、書体ですが、この雑誌の中で眞鍋かをりのインタビューがありますが、その中で彼女が「ブログはラジオみたいなメディア」と言っていますが、私もまさにその通りだと思っています。つまり、語りかけるメディア、それがブログかと。

その意味、個人的には断定系、論壇系のブログはあまり好きではありません。「○○である」「○○すべき」「○○だ」みたいな感じですね。私も以前はそういう口調でブログを書いていましたが、違和感を感じてやめて、「です」「ます」調に変えて、普段のしゃべり言葉で書くようにしました。その方が自然だし。

今回のブログキャスターでは、その口調が記事によってばらばらです。当然と言えば当然ですが、ブログは語りメディアだと思っている私には違和感のあるものもありました。それらは、つまり、既存の雑誌メディアと同じような書かれ方をしているのですね。ただ、一方で、ブログ発でも、紙メディアなんだから紙メディアっぽい体裁を整えるべきというのもあると思います。

で、上記2につながるのですが、既存メディアと同じようなことを同じような論調で書くのであれば、わざわざ一般市民ブロガーが書く必要がないかなと。それよりは、記者としての実績がある人が書いたものの方が信用性が高いですしね。逆に言えば新たな視点があれば、ブロガーが書く意味がありますが、なかなかそれは難しいですし。

あとは、既存メディアで伝えられていることだけども良く分からないこととかを、もっと分かりやすく解説してくれているものとかがあればいいとおもいます。今回はあまりそういうものは多くはありませんでした。

最後の3に関しては、雑誌で記事寄稿をしているブロガーに40代以上の人が意外に多かったことです。私が個人的に今31才という年齢にあることもありますが、「う〜ん、ちょっとオジサマ的意見だなあ」とか「自己満足的だなあ」と思わざるを得ないものがあったのも事実。

雑誌の「東洋経済」を読んでいる層をメインターゲットとするのであれば、今のままでもいいでしょうし、一方でまだまだブログは若年層のメディアですので、そのあたりを意識するならブロガーの年齢層を下げるのも1つアリな選択肢かと。

どこにターゲット読者を置くかによって変わりますよね。今は実験段階だと思いますので、今後絞っていけばいいと思います。

ただ、よくこれだけの多岐に渡るブロガーを集めてきたなあ、というのが正直な印象でした。いわゆるアルファブロガーと称される人たちだけでなく、「おお〜、こんな魅力的なものを提供できる人がいたのね」というものも多々ありましたし。

ブログの特徴はタイムリーさだと思います。おそらく雑誌に登場したブロガーもニュースやネタに対応して、タイムリーにブログにアップしていくというところで既存メディアの記者を凌駕してきたところがあるのだと思います。一方で、雑誌の場合は記事の入稿から刊行まで数週間のタイムラグがあります。つまりタイムリーさだけでは勝負ができないのですね。そうなると既存メディアの記者に一日の長があります。

したがって、このタイムリーさという武器が半減する中で、どこまで既存の紙媒体の中でブロガーが対峙できるのか、これは今後非常に興味深いですね。ブロガーにとっても、そして出版社にとってもチャレンジだと思います。

とにもかくにも、こういう試みが具現化され、しかも大手出版社から雑誌として出てきたことは非常に大きいですね。大なり小なり、遅かれ早かれ、こういう流れは出てくるでしょうしね。その魁としての貢献は非常に大きいと思います。

今後、このようなメディアがどのような発展を見せていくのか、非常に楽しみです。
posted by ちょう at 01:01| 東京 ????| Comment(3) | TrackBack(2) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月22日

喜怒哀楽のカーリング

ちょっと古い話題ですが、最近はカーリングに釘付けになっていました。準決勝進出はなりませんでしたが、お疲れ様でした!って感じですよね。

この前、テレビ番組の前にプロデューサーが

「保田さん、テレビは喜怒哀楽が基本なんですよ。喜んでいる、起こっている、泣いている、笑っている、このどれかを表現すれば視聴者は喜んで見てくれます。ですので、いつもこの喜怒哀楽を意識した方がいいですよ」

と言ってくれました。私はついつい番組内では無難にまとめようとする意識が強かったので、この言葉を聞いたときには、「あ、そうか!感情を素直にもっと表現すればいいんだな〜」と思ったのでした。

で、今回のカーリング。メンバーの方々の喜怒哀楽がすごいハッキリと出ていましたよね。あんなに無邪気に喜ぶとこちらまでうれしくなりますし、一方で、あんなに悲しそうに涙するのを見ると、こちらも涙しそうになるし。そして、真剣さが画面からはひしひしと伝わってきました。

他のオリンピック種目だと、競技時間は数分だったり、協議中の選手の真剣な表情は画面ではなかなか見れなかったりしますが、カーリングというのはその性質上、選手の一つ一つの表情を見ることができますよね。その意味では、もともとテレビで観戦するにもってこいなスポーツなんだと思いますが、それに加えて今回のメンバーの方々の素直な喜怒哀楽がプラスして、非常に良かったなあ、と思いました。

そういえば、日々生活していて、喜怒哀楽を表現する機会って少ないですよね。そういうものをドンドン表現する機会があるほうがやっぱり生活は充実しそうですね。
posted by ちょう at 14:03| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トモモト閉鎖のお知らせ…

外資系証券会社を辞めて起業し、2004年3月22日に立ち上げましたソーシャルネットワーキングサイト「トモモト」ですが、この度、2006年3月10日を持ちまして閉鎖の運びとなりました。今まで支えてきてくださった皆様、ありがとうございました。ご登録いただきました登録情報などは責任を持って破棄させていただきます。

本当にありがとうございました。いくら言っても言い足りないです…

そして、偉そうなことを言って立ち上げたにもかかわらず、そのバリューを提供できずに申し訳ありませんでした。

2004年は月に2回、トモモトラウンジという形で麻布十番のカフェバーでメンバーの皆様の交流の場を提供させていただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。最後にもう一度あのトモモトラウンジをやってみたい気もしたのですが、まあ単なる自己満足に終わるだけだな、と思いやめておきました。

個人的には、あのタイミングで起業して、そのネタとしてソーシャルネットワーキングを選び、そしてその後のさまざまな出会い、キャリアの方向性、そして自分発見へとつながったのは非常に大きかったです。自分にとってはかけがえのない人生の機転で、結局は究極の自己表現ツールだったと思います。

以下は、自分用の記録です。

2003年の今頃、当時の私は、「何か新しいことをやってみたいな」と考えていて、以下の4つをイメージしていました。

1、英会話学校経営
2、保育園経営
3、ルームシェアのマンション経営
4、友達同士で情報、知識、アイデアが共有できるコミュニティ運営

1〜3はどれも儲からなさそうだなあ、と思いつつ、4で何かないかなと思っていました。そして、2003年5月ごろにリーマン・ブラザーズ証券のニューヨークで一緒に働いていた同僚から、「アメリカではこんなのが流行っているよ」と教えてもらったのがソーシャルネットワーキングサイトでした。

「うおー!これだ!」と思って、2003年夏から準備して、2004年3月にUBS証券を退社し起業し「トモモト」を立ち上げました。2004年3月に起業したときの会社のウェブサイトに載せていたコメントはこんなのでした。

==============
日本の社会には閉塞感が漂っていると思います。この閉塞感は政治、経済、大企業のどれかが打破してくれるんだと思っていましたが、どうもその様子ではないです。じゃあ、どうするのか、日々この閉塞間の中で「どよん」として生活していくのか、あるいは何かをするの。。

結論としては個人レベル、友達間レベル、草の根レベルから生活を楽しく生き生きしたものにするのが私たちにとって、そして周りの人たちにとっても幸せなのではないかと思いました。友達の友達を紹介してもらって新しいことを発見した、楽しかった、そんな経験は誰にでもあるでしょうし、そもそも今の生活が楽しいのも友達のおかげ、そんな風に当社は考えています。その意味でソーシャル・ネットワーキングは大きな可能性を秘めていると思います。

一番活き活きしているべき20代、30代を「どよん」とすごすのはいやだ、上司の顔色を気にして萎縮して仕事するのもやめようよ。学生のときに息巻いていた自分はどこかに行ってしまって、気がつくとなんとなく角が取れてしまって。。。でも、家族、社内での地位など、守るべきものがドンドン出てきたので仕方ない。確かに仕方ないかもしれませんが、それってちょっと言い訳っぽいかも。どんな状況になっても心にロマンを持って、こだわりもって生きて行こうよ、それが当社のメッセージです。

飲みに行ったら仕事の愚痴を言う、のではなく、何かワクワクする話題がある、そんな生活にしたい。本当に自分が「ああ、この時間最高」とか「この時間楽しい」って思える時間を増やしたい。別に毎日ディズニーランドに行く必要はないし、毎日最新映画を見る必要もない。そうではなく、ほんのちょっとした発見、ちょっとした喜びが日々の中にある、それだけでいいのだと思います。そのほんのちょっとした発見、喜びはトモモトでざっくざっく出てきます。当社では友達間での触発が存在すると思っています。

みんなそれぞれそれなりの年月生きてきて、その中でいろんなものを吸収してきたはずであり、持っている才能、能力、知識、智恵、などは結構すごいものがあるはずです。ただ、普段の生活の中で登場するのはほんの一握りであとは眠っているかどこか片隅に忘れられているのだと思います。それらをオフライン補完型ソーシャル・ネットワーキングであるトモモトでお互いに友達同士で引き出しあうことによって毎日の生活がちょっと楽しくなると思います。
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その後も私の頭の中はほとんど変わりませんでした。2004年8月のブログから…

トモモトを作った理由、それは日本の閉塞感を打破するため、みんなが心にロマンを持って生きていける環境作り、です。それをするためのツールとしてのソーシャル・ネットワーキングであり、ソーシャル・ネットワーキングサイトを作ることが目的ではないのです。

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そして、会社サイトのメッセージも2004年8月に変わりましたが、本質は変わらず…

個人的にはエリートと呼ばれるキャリアパスを歩んできました。仕事は刺激的で楽しかったものの、自分ひとりがエリートになっても面白くないと気づき始めました。どうしてかな、と考えた時、それは社会全体が「どよん」としているからだと気がつきました。その閉塞感は政治、経済、大企業のどれかが打破してくれるんだと思っていましたが、どうもその様子ではありませんでした。それでは、自らが、その「どよん」を打破する小さな力になりたい、そう思って起業しました。

個人レベルから生活を楽しく生き生きしたものにするのが私たちにとって、そして周りの人たちにとっても幸せだと思います。私たちはみんなそれぞれそれなりの年月生きてきて、その中でいろんなものを吸収してきたはずであり、持っている才能、能力、知識、智恵、などは結構すごいものがあるはずです。ただ、普段の生活の中で登場するのはほんの一握りであとは眠っているかどこか片隅に忘れられているのだと思います。それらをお互いに引き出しあい、活用しあうコミュニティを作りたいと思ってトモモトを開始しました。

トモモトは今後の当社事業における第1フェーズでしかありません。第2フェーズ以降、私の頭の中には閉塞感打破のために具現化したいアイデアが満載しています。今の状況が楽しくて仕方ありません。当社の形成するコミュニティメンバーとこの楽しさを共有できれば非常に幸せに思います。
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結局、第2フェーズは実現できずに終わってしまいました… ただ、今の自分の人生そのものが第2フェーズなのかと思っています。

そして、2004年10月にソーシャルネットワーキングのあり方、というプレゼンテーションで自分の考えをまとめてみました。こちらのブログ。

振り返ると、この時点で自分の中ではある程度「トモモト」というものが完結していたというか、自分発見をしたという感じでした。「お前の自分発見なんかにつき合わさせたのかよ!?」と怒られそうですが…

今まで支えてくださった皆様にとにかく感謝です。

最近は景気も良くなってきて、政治も当時に比べると国民の関心が高まっていますよね。閉塞感というのはある程度解消されたと思います。その中で自分が今後どう生きていくかですが、それはやはりワクワク感の追求なんだと思います。そして、日々の発見の相互提供、人とのコミュニケーションによる知識、情報、アイデアの共有&触発。これらは自分にとってのLife Time Workです。

ワクワク、発見、気付き、そして楽しみを公私で提供し、提供されるような環境に引き続き身をおきたいと思います。
posted by ちょう at 02:27| 東京 ????| Comment(17) | TrackBack(2) | トモモト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一般の再生案件とライブドア再生との大きな違い

一般の再生案件では、不採算事業を抱えている、余剰人員を抱えている、不良債権を抱えている、など、手術の場所が明確に分かっています。一方で、現経営陣では人員削減には踏み切れないし、事業処理もなかなか難しいし、だからファンドなどに買ってもらって手術を行い、事業を再生するというのが一般的なパターン。

つまり、一般的な事業再生案件というのは比較的簡単です。

一方で、今回のライブドア再生の場合は、別に不採算事業を持っているわけでも、余剰人員を抱えているわけでもありません。コストには厳しい会社でしたしね。その意味では手術をする場所がない、というか分からないのです。

今のライブドアの状態は、もし子会社などが全部離反したとしても現金600億円が残りますので、極論的には現金600億円を持ったペーパーカンパニー状態です。で、現経営陣は

「ハイ、ここに600億円あります。これでこのペーパーカンパニーを成長カンパニーに変身させてください」

みたいなミッションを抱えている状態だと思います。よく「起業プランコンテスト!」とかがありますが、まさにそんな状態で600億円で起業をするのとあまり変わらない状態です。起業が難しいのは当然で、600億円を活用しての起業、これは、非常に難しいですよね。

ということで、ライブドア再生案件というのは難易度がめちゃ高いと思っています。その難易度の高い案件に平松社長はじめ現経営陣が取り組んでいくのかどうかが注目されるわけですが、現実的には、その難易度、および成功可能性を考えると尻込みしてしまうと思います。

じゃあ、どうする?ってことですが、やはり他社への売却や合併などになるかと思います。あるいは、その600億円を用いて投資業(ベンチャーキャピタル業)を始めるとかですよね。ただ、ライブドアが投資業を始めたところで、その資金を受け入れる会社はほとんどないでしょうね。ということで、やはり売却や合併となるかと思います。
posted by ちょう at 00:46| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月20日

本当に教えて欲しいことは教えてくれない

最近、強く思うのですが

「本当に教えて欲しいことはなかなか教えてくれないなあ」

と思うのです。私が思うに、一番教えて欲しいことは

「これは知らなくていいです」

ってことだと思っています。情報収集って好奇心の元で行う場合もあれば、「なんか分からんけど、知っておかないとやばそうだし、とりあえず知ってみようかな」みたいなのも多いと思います。

でも、世の中にはいろんな情報が溢れていますし、全部を知るなんて無理ですよね。そういう場面では、

「ハイハイ、みなさ〜ん。これとこれは知っておきましょうね〜。でも、ほかの事は知らなくてもいいですよー。あんなのはその業界のオタクだけが知っておけばいいのです」

って、スパッと言い切って欲しいですよね。

一般の人たちが知らなくていいことを偉そうに教えるのは教える側の単なる自己満足。一方で、逐一丁寧に全部を教える人は、後で「あれを教えてくれなかった」と文句を言われるのが不安な人。教えるのがうまい人って、ほとんどいませんね。

ということで、エッセンスだけを教えてくれるメディア。そんなの欲しいですね。って、こう書いていると果たして自分がそれを実践できているかは若干不安になります。知る必要のないこと、他で言い古されていることを自分の言葉で言い換えるだけのことはブログで書かないようにしていますが、でも、「これは知らなくていいですよ〜」っていう趣旨のブログを書くというのは、まだそれほどできていないので今後気をつけたいな、と思います。
posted by ちょう at 23:45| 東京 ?J| Comment(2) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日の夕刊フジ

に少し、私のコメントが載るようです。久しぶりにライブドアネタですが。会社帰りにでも買ってみてくださいな〜。
posted by ちょう at 14:50| 東京 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

株式投資:炎のロスカット

「北斗の拳」のテーマソングが頭の中を回っていました。評価損を抱える数々の株がここ最近の私の悩みの種だったのですが、今日、ほとんど全部損切りをしました。

「アーター!」
「アタター!」
「ワチョー!」

と火を噴いていた株を次から次へと売却。って、たったの数銘柄ですが、ロスカットの時の株式売買は数銘柄でも次から次へ、って感じですよね。

私の業務上の立ち位置としては、株式価値は理論的に評価しましょう、という立場にありますし、株式市場の見方も機関投資家的な見方をすることが多かったので、今まで自分で株をやるときも業務内容を知っている銘柄に投資をして、固く20〜30%を稼ぐという手法だったのですが、昨今の株式投資ブームに煽られてちょっと冒険をしたくなっていました。

で、ライブドアショックの後にドカーンと下がった時期に、「オシャー!いっちょ勝負してみるか?!」と株式「投資」銘柄ではなくて、株式「投機」銘柄にボンといくつか張ってしまったのですね。まあ、やっぱりそんなことをしていてはいけませんね。

そもそも株式投資で「オシャー!」はいけませんよね。ホント、アホですね。

でも、「1億円を稼げる方法」とかの本を見ると、中身を読まなくともそういうタイトルを見るとちょっと当ててみたくなりますよね。

今まで、私は誰かから資産運用の相談を受けると、必ず

「トヨタの株が一番いいよ」

って、ずっと前から言い続けてきたのですが、いざ自分のお金で株式投資ってなると、ついつい冒険してみたくなったり、「当たるかも?!」って銘柄に手を出したくなったりして、株価変動の激しい銘柄を買ってしまったりしてしまいますね。人間の行動心理ってのは、やはり怖いですね〜。

余裕資金の運用では、まあ、たまに冒険もいいでしょうが、やっぱり堅実投資が一番ですね。

ということで、これで、去年後半と今年年明けから稼いでいた株での利益はゼロに戻りました。ま、でも、株は楽しいですね。いろいろ勉強になりますし。特にロジックと行動心理の裏表の関係が面白いです。理論、ロジック、情報収集で武装して、でも、失敗するときは心理面で失敗してしまう、みたいな。ま、オトコがオンナで失敗するときに似ていますね。
posted by ちょう at 14:21| 東京 ?J| Comment(2) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

意外なブログ活用方法

『先輩訪問のお願いについて』というタイトルで早稲田の学生からメールをもらい、「金融機関に就職を希望する学生かな?」なんて思いながらメールを読んでいくと、

「現在、就職活動にあたり、フライトアテンダントを目指して就職活動を行っており、是非とも保田様の奥様にお話を伺えないかと、メールをお届けした次第です」

「保田様」ではなくて、「保田様の奥様」に話を聞きたいとのこと。つまり、うちの奥さんですね。いやいや、このリクエストには笑ってしまいました。ブログはホント、いろんな活用方法があるものです。

ただ、うちの奥さんの中では、私は

「アホなことばっかりブログに書いているやつ」

ってことになっています。そして、

「そんなアホなやつの妻=つまり同類」

と思われることがいたくイヤみたいです。この前も

「ちょっと!○○さんが、あんたのブログ見てるってニヤニヤしながら言ってきたのよ。もっとキチンとしたこと書いてよね!」

と言っていましたし。ので、果たして会うのか会わないのか分かりませんが、こういうリクエストももちろん前向きに対応させていただきます、ハイ。って、うちの奥さんはもう引退したのですけどね。それでもよければ。

でも、最近は彼女が週末休みになったので、話す機会が増えましたが、やはり顧客主義というか顧客サービスという観点で物事を見るというのはさすがだな、と思います。それは彼女個人が持っているものではなくて、スチュワーデスという職業上自然と培われるものだと思いますが。

あの職業はビジネスの世界とは若干隔離されていますが、そこで得たものをビジネスに生かすというのは大有りなんだろうな、と最近思っていたりします。そのためには彼女が職業上得たものがなんなのかを読み解いていく必要があり、もっと彼女とコミュニケーションをしないといけないのですがね。

私は個人的には、合理性だけを追求した国内航空会社が登場して欲しいと思っていて、スチュワーデスなんて廃止して、フライトアテンダントは全員男性にすべき、機内の飲み物はいらないとか、彼女と一緒に飛行機に乗るたびに無駄や過剰サービス性を訴えていますが、一方で、全日空は国内外からの顧客満足度も高いですし、経営再建も果たしたわけで、それはそれで学ぶべき点は多々あるはず、それらはなんだろう、というのが私の最近の彼女との話の中での興味ある点です。
posted by ちょう at 08:54| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月19日

レッスン16:お買い得!!

半年振りの英語レッスン。なにげに人気カテゴリーなのですが、なぜか更新していませんでした。

スーパーに行くと、「お買い得!」ってよく書いてありますよね?それが、英語だと

"Buy me!"

になります。「私を買ってちょうだい!」ってことですね。日本語でだと「セール!」とも言いますので、当然英語でもセールだよなってことで"Sale"の単語を使おうとすると

"On sale"なのか"For sale"なのか"in the sale"なのかそもそも"sale"だけなのか分からなくなりますよね。で、どれかを思い切って使ってみると揚げ足取りさんが

「あ〜、それって前置詞が違うね」

とか言い出すわけです。そんな細かいことで凹むのも嫌なので、外人さん相手にフリーマーケットとかで販売するときは

"Buy me!"

で覚えてしまいましょう。

まあ、何度も書いていますが、英語で前置詞なんて何でもいいんですよね。通じればオッケー。だって、我々はネイティブスピーカーじゃないし、英語を話すのは間違えるために話すといっても過言ではないわけです。

今日も山手線で"work hard"と"hardly work"の違いみたいなのが車内テレビでやっていましたが、そんなのもどうでもいいわけです。前者は一生懸命働く、後者はめったに働かないという全く反対の意味なので、気をつけましょう、ってことですが、そんなの気をつける必要なんてないわけです。

というのは前後の文脈で意味は通じるはずですし、hardly workなんて最もらしい表現は使わずに、素人らしく"I do not work often"でもなんでもいいのです。つまり、"not work"の部分さえ伝えることができれば「あ、働かないのね」と相手は気付くので、わざわざ"hardly work"なんて言う必要なし。

でも、「相手のネイティブの人がそういう表現を使ってきたときに理解できずに困るじゃん」っていう反論もありそうですが、こちとらジャパニーズなわけですよ。どうせヒアリングはあまりできないわけです。ので、相手はそもそも簡単な表現を使うべきですし、どうせ会話のうち半分ぐらいは"say it again?"とか"pardon"を連発して相手に繰り返し話してもらうわけです。

そうすると相手は、「おっと、すまんすまん。もっと分かりやすい表現を使わなくちゃ」と思うわけです。で、相手が"I do not work often"とか言えば、こちらもどれだけヒアリングができなかったとしても、"not work"の部分ぐらいは分かりますので、すると、「おお〜、こいつは怠け者なのね」ってのが分かりますよね。

って、すいません、お買い得から話がそれてしまいました。

ということで、次回合コンに行った時には"Buy me!"帽子でもかぶっていくことがお勧めです!

で、どうでもいいのですが、山手線の車内テレビ、あれ、もっと楽しいもの放送してくれないものですかね。どうしてもついついポカーンと口をあけてみてしまうのです。でも、内容はいつもいまいち… 週刊誌の車内の中吊り広告でやらしい見出しをポカーンと口をあけてみるのと同じぐらいあとで自分が情けなくなります…

あ、私の英語に対する基本的な考え方は、もう30歳にもなってしまったのであればいまさらTOEICとかTOEFL用の勉強をするのはやめましょう、って考えです。だって、TOEICとかTOEFL用の勉強って超つまんないから、そのつまらなさの影響を受けて自分の脳みそが「英語=つまんないもの」と理解してしまうのが怖いんですよね。つまらないことでもとにかく脳みそに覚えこますことができるのって、大学受験までですよね。ので、その勉強方法はもう30歳の人にとっては遅いんだと思います。

英語を学ぶってのは、英語学を学ぶ必要はなくて、英語でコミュニケーションをするってことを学ぶってことですよね。TOEICやTOEFLではコミュニケーションは学べないですからね。

アメリカのスーパーで

Buy me! :)

って書いてあるセール品を見つけるのを想像すると面白くないですか?にこちゃんマーク付で商品の隣にそんなサインが出ているのですよ。「おお〜、英語ではこういう表現するんだ!」ってことを知るだけで、「英語=楽しい」って脳みそが理解してくれそうですよね。
posted by ちょう at 00:27| 東京 ????| Comment(3) | TrackBack(0) | 英語レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月17日

子育てを楽しむ時代へ

水曜日の日テレNEWS24のまーけっとNaviのコーナーではベビー用品を取り上げました。まずはこの18万9千円のベビーカー。

babycar3.jpg

ベビーカーは安いものでは5,000円から、高めのものでは10万円ぐらいまでさまざまな価格レンジのものがあるそうですが、このベビーカーは超高級の部類に入るでしょうか。特徴的な機能としては、ベビーカーの中の空調機能があること。これですね。

babycar2.jpg

このぷつぷつと見える○がベビーカーの裏側から空気を送る役目を果たすそうです。裏側はこんな感じになっていて、このつまみで空気の量を調整するとか。

babycar1.jpg

赤ちゃんをベビーカーで運べないときは、お腹の前に抱っこをしたり背中にリュックみたいに背負ったりとしていますが、最近はスリングという肩から赤ちゃんを包む布タイプのものが人気のようです。赤ちゃんにもいいし、お母さんも疲れないということですが、一方で、布なので、結び目がするっと抜けちゃって危険というお話もあったりしましたよね。

うちの奥さんも前職でドイツに行ったりした時には、よく赤ちゃんがいる家庭用にこのスリングをお土産に買ってきていました。評判は良かったようです。

赤ちゃん用の用品が変わってきている一方で、ママさん向けの新たなビジネスも出てきているようで、まずは、カフェ。妊婦の方や、ママさんだけが利用できるというカフェです。子供が遊べるようなものがいろいろとおいてあり、一方で、食事の内容もきちんとしていて、ということで、今までは子連れというとどうしても外食時に肩身が狭かったものが堂々と楽しめるようになっています。

そして、ママさんのファッション。妊婦服というとどうしてもださ〜い印象がありましたが、最近はめっちゃおしゃれになっていて、妊婦用のファッション誌もあって、それらを見ていると、もう普通のファッション誌と同じようにおしゃれな洋服が並んでいます。ラルフローレンなどのブランドものもたくさんあったり。

で、よーくみるとウェストのアジャスター機能がついていたりして、お腹が大きくなるにしたがって、サイズ調整ができるのですね。

ジーンズが最近は人気だとか。別にジーンズを1年ぐらいはけなくても全然なんてことはないのでしょうが、でも、いざはけない、となるとやっぱりついついはきたくなりますものね。私も前職での先輩の女性も妊娠していますが、先日お会いしたときにはなんと皮パンをはいていました!それも妊婦用の皮パンツなのですね。

で、このベビー関連市場、そのママさんのファッションや行動(カフェに行くとか)まであわせると結構な市場規模になりますが、やはり既存の業界は新たな顧客を開拓しようと常に考えていますので、その意味ではママさんを新たな顧客として獲得しようと考えているようですね。

先日のテレビ埼玉の番組では、高齢者をターゲットとした移動美容院を特集しましたが、これも同じように、新たな顧客開拓という観点でのビジネスでした。

お金を持っている層、そして、お金を楽しみながら使いたい層をうまく取り込んでビジネスにしていくわけですね。特に女性はやはりいつまでのキレイでいたい、女性らしさを保ちたいと思っているでしょうから、ママさん向けにワクワクする商品、サービスを提供するというのはウケルでしょうね。

番組では尺の関係で紹介できませんでしたが、ママさん専用のペンションなどもあるそうです。赤ちゃんがいても旅行をしたい!という層を取り込むわけですね。

結局のところ、普段楽しんでいることが赤ちゃんがいるから、妊娠中だからできないというところを解消してあげるビジネスに注目ということになりますが、一方で、子供を一人しか生まない家庭も増えていますので、こういうビジネスはなかなかリピーター確保にはつながらないので、そこはチャレンジですよね。

赤ちゃんが大きくなると、赤ちゃん向けビジネス市場から卒業してしまいますので、そうするとまた次のママさんを獲得しないといけないですよね。どんなビジネスでもそうですが、新規顧客獲得が一番難しいですものね。いかに自らのブランドを確立できるかも非常に重要となるビジネスカテゴリーですね。
posted by ちょう at 08:30| 東京 ??| Comment(5) | TrackBack(0) | 日テレNEWS24:まーけっとNavi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月16日

アルコールが体にかける負担

先週の体調不良から回復して、今週は元気にやっており、夜は食事に行ってお酒も飲むようになったのですが、このお酒を飲む行為って、実は体に相当負担がかかるモノなんだなあと痛感しています。

一昨日に、ほぼ10日ぶりに飲んだわけですが、そんなに大量に飲んだわけじゃなかったのに、翌日の昨日は体がだるく、喉が常に渇くという状態。なんだか体が一生懸命アルコールを消化している感じでした。今までですと、あれぐらいのアルコールの量で翌日にこんな症状にはならなかったのになあ、と。

で、今日。今日も昨日の夜のアルコールを体が一生懸命戦っている感じです。昨日飲んだ量ぐらいは今まで普通に飲んでおり、今までであれば翌日にスカッと気分良く起床して元気に行動、という感じでしたが、今日は体への負担を強く感じます。

しばらくアルコールを摂取していなかったので、体がアルコール仕様でなくなったのだと思いますが、いざ、そういう状態になると、今まで普段何気なくしていたお酒を飲むという行為が、実は体に結構な負担をかけているんだなあ、と実感。

ほぼ毎晩飲む生活ですが、もともと量はそんなに飲めない体質ですが、それでもちょっと酒量は減らしたほうがいいなあ、休肝日ってやっぱり必要なんだなあ、と実感しました。
posted by ちょう at 11:49| 東京 ??| Comment(1) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月15日

アルファブロガーを探す本当の理由

ブログニュースコミュニティのFPNにて、「もっとアルファブロガーを探せ」という企画をやっていて、私も運営メンバーの一人でしたが、その結果をご報告するのをすっかり忘れていました。結果はこちらです。

ビジネスで役に立つブログを投票してください、ということでしたが、どれもなかなか面白いブログばかりですね。

で、今日のエントリーは、なぜこういう企画をしたかということが本題です。主催者の徳力さんと話したのですが、別に人気ブロガーを探すというのが本当の意味での目的ではありませんでした。むしろ

「ビジネスで役立つブログを探せ」
     ↓
「ブログって、一部のネットコミュニティの人たちだけのものではない」
     ↓
「つまり、一般のビジネスパーソンにとっても役に立つブログって山ほどあるよ」
     ↓
「それらのブログを書いている人たちは、もちろんすごいのですが、バックグラウンドとか見ていると普通な方々ですよ」
     ↓
「つまり、一般のビジネスパーソンは、それぞれみんなブログに書くと、他から価値があると認められるものを内包しているはず」
     ↓
「結局、情報発信&収集を積極的に行わないともったいないよね」

みたいな発想でした。もちろん私の勝手な解釈もついていますが。で、そういうビジネスに役立つブログってのがたくさんあるよ、みんなも書けますよ、お互いの持っている情報・ノウハウ・知識を融合させて、共有させるともっと社会知、知識財は増えますよね、って感じだと思います。それを認識していただくツールとしての「アルファブロガーを探せ」という企画だったのだと思います。

最近、ブログを書くことの効用とか、ブログのメリットとかでインタビューを受ける機会が多いですが、ブログって、情報発信ツールのように見えて、実は究極の情報収集ツールなんじゃないかと思っています。ビジネスパーソンにとって、情報収集はクリティカルですので、それができるかできないかって、ホントに違う、というか、しないと損だなあ、と思います。
posted by ちょう at 00:29| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月14日

みんなが満足する銀行…?

今日、銀行に行ってきました。昨日振り込んだものが、登録していない名義口座からの振込みだったので受け付けてもらえず、銀行で宙に浮いているということだったので、それの解決に。

問題を窓口で訴えて、対応していただいて、最終的に解決するまで約30分。手数料は630円。名義変更するだけで630円?!って思って若干不機嫌になるも、それよりなにより、一人の顧客の対応で30分を使ってしまっている銀行は大丈夫?って思いました。

つまり、銀行は30分で630円を稼いだだけなのです。こちらも30分も使ってしまって、時間がもったいない…

もう1つの用事があって、それはワクワク経済研究所LLPの口座を作ることでした。今までは他のいくつかの口座で代用してきたのですが、やはりLLPの口座もあったほうがいいよね、ということで。

また窓口に行きますが、こういう口座開設系の窓口は少ない(一つしかなかった)ので、待つこと10分。で、窓口で要件を説明し、LLPの登記簿謄本を出し、私の免許を出し、申込用紙に記入。

「この謄本と免許証のコピーを取らせていただき、口座をお作りいただけるかどうか1週間以内にご連絡します」
「は?!今日すぐ口座はできないんですか?」
「ええ、個人以外の口座はすべてこういう手続きを取らさせていただいたおります」

とのこと。まあ、ヤミ口座が作られないようにとか、マネーロンダリング防止とかいろいろ理由はあるのだと思いますが、

「じゃあ、私は1週間後にまたこちらにわざわざ来店して、それで口座開設の手続きを取るわけですか?」
「ええ、そのようにお願いします」

ということで、この1週間というタイムロス、それに銀行に何回も足を運ぶという無駄がとにかく嫌だったので、

「私は、今まで三井住友さんで何回も法人口座を作っていますが、いつも即日できましたよ。渋谷駅前支店と六本木支店ですが。ってか、そんな1週間待つなんて制度いつから導入したのですか?」

とつっかかってみました。渋谷と六本木で法人口座を以前つくり、即日できたのは事実でした。でも、

「すいません、以前からこのようになっておりまして」

と五反田支店。

まあ、この窓口のお姉さんをいじめるのもかわいそうだし、とりあえず引き下がろうと思って、帰って来ました。つまり、1週間待つのですね。

結局銀行にしてみると、うちのLLPが口座を開いたところで全く儲けにはならないわけです。たとえLLPとして融資を受けたとしてもそんな金利なんて知れていますしね。でも、事務作業は発生するし、窓口のお姉さんの時間はある程度食うし。つまり、銀行にとって得することなんて全くないんですよね。

最初の名義書き換えでも、後半の口座開設でも銀行にしてみると、提供しているサービス&労働と、それに対する金銭的見返り(手数料)では、銀行にとって超赤字。一方で、サービスを受けるこちら側は満足度はほぼゼロ。こんな不幸せってあっていいのかしら?いや、よくないよね、と思ったのでした。


銀行としては預金を集めて、それを貸すことで利益を稼いでいましたので、預金を集めることに関わる作業、費用というのは今まで泣いていたわけですが、「預金−貸金」という業務内容そのものも変わってきていて、銀行が「ああー!預金してくれますか!口座開設してくれますか!」と感激してくれなくなっているのであれば、全ての前提が変わってきますよね。

預金の位置づけが変わってきた銀行にとっては、それらのサービスは赤字なんだから、俺が我慢するしかないよな、とも思うわけですが、一方で、東京三菱銀行の利益が1兆円とかいう記事が昨日出ていましたが、そういうのを見ると「おいおい、もっと顧客サービスしてくれよ」と思ってしまうのが人間。

おそらくきっと銀行のサービスはタダ、やってもらって当然、銀行はお金を稼ぎすぎっていうイメージを過去30年ぐらいで我々は植え付けられてしまったので、それの歪みがこういう形で出てきているのかな、とも思います。

単純に銀行でのスピードを速めろとか、手数料をなくせとか、そういう問題ではないのですね。銀行としてはそんなことしても儲からないわけですし。じゃあ、銀行もある程度儲かって、つまり、公的機関的サービスはやめて、一方で顧客も満足するっていう銀行形態ってどんなのだろう、って考えたのですが、なかなかないですね。

最近では、口座を開設させてあげても銀行は儲からない、ということで口座維持手数料を取るところもありますが、あれも抜本的な解決策にはなっていない様子。

銀行のオンラインサービスでもいいのですが、一日あたりに振り込める金額は限られているし、小額取引にはいいのですが、それでも、まだまだ不便…

郵便局から銀行への振込みが可能になると先日の記事でありましたが、それは確かに利便性はアップしますね。すると、銀行は儲からない公的機関的サービスは全部郵便局に任せるとかでもいいのかな、とも思ったり。でも、そうすると、郵政民営化と逆行しますけどね。

いやいや、結構難しいですね、この問題…
posted by ちょう at 19:10| 東京 ??| Comment(1) | TrackBack(0) | ライフスタイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする