2006年03月20日

なぜライブドア株を買う人がいるのか

という質問を良く受けます。これは儲かる可能性があるから、なのですが、一方で損失リスクが限定されているからでもあります。

どういうことかというと、ライブドア株が上場廃止になるまであと3週間ほどありますが、上場最終日になっても株価は50円ぐらいはあると思います。これは、持っている現金や資産の価値、そして事業の価値の合計から、訴訟リスクなどを減額しても大体それぐらいの一株資産はあるだろうという理由ですが。

ので、イメージとしてはこんな感じ↓で、株価の下限は50円ぐらいになっています。ゼロ円ではないのです。

20060320_1.bmp

一方で、ライブドア株はマネーゲームの対象となっていますので、日々いろんな思惑で株価が乱高下します。今日も10%以上上がったわけです。

例えば株価が70円のときにライブドア株を買うと、上場廃止前日まで株価がどれだけ下がっても50円であれば、株価の最大下落幅は20円(28.6%)。つまり、100万円投資しても、どれだけ損をしても28.6万円ですみます。

一方、1日で株価が10%も上がるのであれば、100万円投資して翌日には10万円の利益が上がります。1日で10%のリターンってのは1週間で資産が倍になるほどのすごいリターンです。よく言う「トイチ」の逆ですね。

株式投資で30%ぐらいの損をすることは、痛いには痛いですが良くある話。なので、30%の損をすることは覚悟の上で敢えて1日で10%のリターンを上げることを狙いに行くという投資行動、これはこれで十分に説明がつきますよね。

損失額が投資額の30%に限定されているギャンブルというのが一番分かりやすいですかね。
posted by ちょう at 16:35| 東京 晴れ| Comment(7) | TrackBack(0) | ライブドア強制捜査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
保有報告書を見るとファンドが大量に買い進めていますね。
彼等がどのようなスキームで儲けようとしているのか、彼らが取りうる選択肢について教えていただきたいです。
Posted by たんたん at 2006年03月20日 23:59
>保有報告書を見るとファンドが大量に買い進めていますね。彼等がどのようなスキームで儲けようとしているのか

あ、これは単なる自作自演ですよ、きっと。大量報告書で「アメリカのファンドが5%以上取得」なんてのがニュースになると必ず株価は上がりますよね。その時に売却してニンマリと利益を稼ぐってやつだと思います。
Posted by ちょう at 2006年03月21日 01:34
それはないと思います。
1、大量保有が明らかになった4つのファンドのうち3つは特例対象じゃないので1%でも減らしたら短期間で報告しなきゃなりません。逆に先週には1つのファンドは(1回目の報告以降)買い増ししていることを報告だしてます。
2、そもそも、USENとの話が出た後は出来高が増えていますが、それでも25日出来高平均は1500万株程度です。彼らは7000万株程度保有しているわけで、これから上場廃止まで毎日出来高の3分の1くらいを占めてまで投売りしていかなければなりません。
3、彼等の取得単価はかなり高いですよ。1・2のようなことが明白ななかでどんどんナンピンしているわけです。

以上のことから考えて彼らは市場での売却を出口と設定しているとは私は思えませんがいかがでしょうか?
Posted by たんたん at 2006年03月21日 14:00
たんたんさん

教えてくださってありがとうございます。たしかにそうですね。軽率な反応でした。

さて、頂いたコメントを風呂に入りながら考えていたのですが、思い出したのは2002年ごろからニッポン放送の株を買い占めていたSouth Eastern Asset Managementのような存在です。私の記憶が正しければ、South Easternはニッポン放送の割安性に着目して複数の名義で株を買っていきました。同じような行動をした投資家がもう1社アメリカにありましたが、名前を忘れてしまいました。

彼らは株を大量に保有後ニッポン放送経営陣にいろんな提案をしていました。最終的にはどれも聞き入れられず、昨年ライブドアに持分を売ったわけですが、これと同じようなことが起こるのかもしれませんね。

彼らがニッポン放送の株を大量に保有してから実際に売却してしまうまで、数年間ありました。同じようなスタンスを取るならば、数年越しで買った株を高く買ってもらう手法を模索するのかもしれません。

ライブドアをどこかが買収する企業、もしくは再上場、あるいは自社株買いを迫るなどなど…

ほとんどが市場で売買されている株式だけに動きがなかなか見えないので、ちょっと不気味ですね…

コメントありがとうございました。
Posted by ちょう at 2006年03月21日 23:58
ちょうさん
ありがとうございます。
まあ、どっかにまとめて買い取ってもらうか、もしくはTOBをかけられるのを待つということでしょうかね、やっぱり。
それにしても、妙に強気ですね彼らは。

ちなみに、彼らはフジにもアプローチしたんでしょうかね。
接触してきたところ(USEN以外)の提示価格はかなり低め(40円とか)だったと聞きます。
市場で高い値段で買うんなら、もっと積極的にやってもいいように思いますが・・・
5〜8%は欲しいけど12%は多すぎなのでしょうか。

いつも楽しみに拝見しています。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by たんたん at 2006年03月22日 00:42
直接関係ないかもしれませんが、先日のカネボウのTOB価格には愕然としました。上場していないってだけであんなに低い価格のTOBがまかりとおるなんて・・・やっぱりファンドってひどいわひどいわ
というわけで、投資家はやっぱりライブドア株は上場廃止になる前に売却した方がよいのではないか、と思ったりした次第です。アバウトな話で失礼しました。
Posted by ゆびとま at 2006年03月22日 01:10
ゆびとまさん

すっかり忘れていました、カネボウの話。ひどいから書いて!っていうコメントを結構いただいていたのでした。

確かに一般株主をバカにした価格設定でしたよね…
Posted by ちょう at 2006年03月26日 21:26
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